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鳴子温泉巡り旅

7.吹上高原キャンプ場に到着












 広がる緑の田圃の景色を眺めながら一路、鳴子へ。
 古川でスーパーに寄り、お米とその他食料品を買い足した。
 くららさんからは既にキャンプ場に到着したとのメールが入る。うちはあと1時間ぐらい。
 やがて鳴子に到着。ここから更にキャンプ場のある吹上高原まで30分近く。地図で見ると近いのに、山道でスピードも出せない。
 旅館すがわらの正面に当たる鳴子大橋を渡って高度を上げれば、川向こうにいくつも湯煙の立ち上る鳴子の温泉街。

 切り立つ鳴子ダムは車から通りすがりに見下ろすだけでくらくらする。
 空は何となく重苦しく曇ってきて見通しの悪い道。
 雨ならキャンプ場に近い湯治宿に避難しようと一度は検討した神滝(みたき)温泉が右手に見えた。
 あと数キロで鬼首。



湯煙の上がる鳴子の町



鳴子ダム



 キャンプ場に到着して携帯に連絡を入れると、奥の方に白いトレーラーが停まっていてその前でくららさんが手を振っているのが見えた。
 既に大きなドーム型のタープが設置してある。
 「どうも初めまして」
 「初めまして」
 くららさんとは何度かお会いしたことがあるが、旦那様のデビさんや、カナと同い年のまりなちゃんとは初対面だ。まりなちゃんのお兄ちゃんのはやとくんは事情により今晩からの参加予定でまだ来ていない。
 大柄なデビさんはサイトでお顔を拝見したことがあるせいか、初対面という気がしない。まりなちゃんは背が高い。カナと並ぶと頭一つ分大きいように思える。
 大きいと言えば、トレーラーはとにかく大きい。たぶん個人所有としては日本一サイズ? くららさんちのハマーを初めて見せてもらったときは、この車、日本の道にはあまりに不釣り合いな大きさと迫力だと思ったが、トレーラーとセットで見るとハマーがやけに小さく見えるから不思議だ。
 かっこいいな~。
 うちでは所有は100パーセント不可能だが、とりあえず目の保養に眺めさせてもらう。これなら毎週でもキャンプに行っちゃう気持ちがよく分かる。









くららさんちのゴージャス・トレーラー




2-8走る豪邸とミニテントへ続く


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