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◆◇長崎旅行記◇◆
小浜温泉湯祭りとハウステンボス

3.稲佐山を降りて平和公園へ






 稲佐山温泉ホテルアマンディの無料送迎バスは、宿泊客の送迎の他に日帰り温泉客の送迎も受け持っている。というか、むしろそちらの仕事の方がメインかもしれない。何しろ朝8時20分から夜10時30分まで毎時2本ずつ無料で送迎バスを出しているくらいなのだから。
 ところでこのシャトルバス、長崎駅とホテルアマンディをノンストップで結んでいるわけではない。
 二本に一本は、途中に夢彩都というショッピングセンターを経由するようだ。
 大型ショッピングセンターの前にでも停留所があるのかと思ったが、これもまた昨夜の駅前での停留所不明状態同様、どう見ても単なる大通りの途中とおぼしき何もないところで、一瞬バスは路肩に寄せられ、意志表示をしたらしいおばさん一人が降りて行っただけだった。
 後からあれが夢彩都の場所だったのかな?と思い当ったが、とにかく車内の放送も停留所の表示も何もなく、土地勘のない観光客がもし夢彩都で降りようと思っても絶対判らないと思う。
 なんだかもやもや感の残るシャトルバスだった。




面白い形のビルがあった


大波止の交差点



 やがてもう見慣れた長崎駅前到着。
 昨日はここでコインロッカーに荷物をしまったが、今日はこのまま荷物を持って移動する。
 まずは赤迫行きの路面電車乗り場へ。
 雨は完全に止んでいたが、空は暗く濃灰色の雲は早い。湿度が高く、じとじととまとわりつくような空気を感じる。

 北へ向かう路面電車は、昨日行き来した出島・新地中華街・グラバー園方面と異なり、港らしい賑わいではなく街を外れていく寂しさを思わせる。
 五つ目の駅が浦上駅前。八つ目の駅が松山町。
 平和公園へは松山町電停で降りる。
 帰りはやはりここから反対方面行きの路面電車に乗り、長崎駅ではなく途中の浦上駅でJRに乗り換える。

 松山電停は、JRの高架と向き合うビルに隠れるようにある目立たない場所だった。
 しかし大通りに出るとすぐに平和公園の場所は判った。
 一部工事中の広い石段が丘の上に続いている。公園はあの上だ。


長崎駅前到着


市電に乗り換えて松山電停到着



 近づいてみると階段の工事はエスカレーターを設置するためのものだった。
 階段の脇は花壇になっていて色とりどりのパンジーとノースポール。左手からは遅い花をつけた桜が枝を張り出している。
 しかしそれらの色もみな、嵐の残した曇天のもと鮮やかさを失いくすんで見える。
 ときおり強い風が吹き抜ける。
 まだ嵐は完全に去ったわけではないのだ。






3-4平和公園へ続く


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