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◆◇長崎旅行記◇◆
小浜温泉湯祭りとハウステンボス

30.窓の外は地上の星の海






 今日の予定はもうホテルについて休むだけだ。
 夜景と温泉が待っている。
 夕食も終わっているし、何も考えずのんびりしていいはず。
 そう思うと少し眠くなってきた。
 送迎車は緩いカーブを曲がりながら高度を上げていく。
 時々後ろを振り返ると、ちらちらと街の灯りが見えたり隠れたり。

 大きく左にカーブしたと思ったら、稲佐山温泉ホテルアマンディの駐車場入り口だった。
 ミニバンは駐車場には入らず入り口でUターンするとホテルの入り口前で停止した。
 荷物を抱えて車を降りて、ホテルの中に入ると広いロビーがあり、正面がフロントだった。絨緞敷きのロビーは土足厳禁。ロッカーに靴を仕舞って、スリッパ又は靴下のままで移動するようだ。




フロント、ロビーはちょっと俗っぽいかなぁ



 最初はあれっと違和感があった。
 アマンディの公式ウェブサイトやリーフレットで見た時は、随分と洒落たリゾートホテルという印象を持っていたが、そのロビーはどちらかというと大衆的な日帰り温泉という感じだったからだ。
 別に洒落ていないというわけではないのだけれど、何となく庶民的だ。
 まあ我が家が泊まれるくらいのお値段なのだからそれを考えれば十分だが。
 左手にロータスというレストランの入り口が見えた。
 レストランからの眺めも良さそうだ。

 チェックインはスムーズだった。
 料金は前払い。素泊まりだが、やれレストランのソフトドリンクサービス券だとか、ネットライブラリー2時間フリー券だとか、岩盤浴・エステなどの割引券だとかいろいろ渡された。
 部屋は7階。オーシャンビューとマウンテンビューとあるが、オーシャンビューで予約している。

 今日のハイライトはここだよねとかカナと言いながら、部屋のドアを開けた。


部屋は都会的で洒落てます



 和洋室のツインルームで、部屋の左手には低いツインベッド。右手には一人分の布団が敷いてある。
 ベッドと布団があるとはいえ、十分なスペースが確保されており狭くは無い。
 ロビーの雰囲気と比べれば、部屋の内装は洗練されている。

 何より正面が広い窓で、カーテンを開け放てばまるで星の海。
 言葉を失うようだ。
 港に添って点在する灯り、停泊する船、背後の斜面の灯り、ここに来て何故に長崎の夜景が日本三大夜景と称されるか判った。
 港に向かってすぼまった地形が立体的な効果を出し、それが密集するイルミネーションになって海に映り込んでいる。
 部屋の電気は消し、三人でベッドにに寝転んで、しばし地上の銀河を鑑賞。

 稲佐山温泉ホテルアマンディは、ホテルとしてより日帰り温泉としての利用の方が多そうだけれど、部屋から堪能できるこの夜景を独占したかったら、やはり宿泊しないとと思った。






2-31真夜中の警報へ続く


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