30.窓の外は地上の星の海
今日の予定はもうホテルについて休むだけだ。
夜景と温泉が待っている。
夕食も終わっているし、何も考えずのんびりしていいはず。
そう思うと少し眠くなってきた。
送迎車は緩いカーブを曲がりながら高度を上げていく。
時々後ろを振り返ると、ちらちらと街の灯りが見えたり隠れたり。
大きく左にカーブしたと思ったら、
稲佐山温泉ホテルアマンディの駐車場入り口だった。
ミニバンは駐車場には入らず入り口でUターンするとホテルの入り口前で停止した。
荷物を抱えて車を降りて、ホテルの中に入ると広いロビーがあり、正面がフロントだった。絨緞敷きのロビーは土足厳禁。ロッカーに靴を仕舞って、スリッパ又は靴下のままで移動するようだ。