7.手ぶらで長崎観光のサービス発見
途中一つ二つ停留所に停まった時に乗ってきた人もいたが、最後の方は座席が無く立ち乗りになっていた。
路線バスの立ち乗りは普通だが、見るからに観光バスのこれで立ち乗りは違和感ありあり。
子どもたちは私が昨日話した千鶴カステラの放し飼い鶏を車窓から見るのを楽しみにしていたが、残念ながら朝は鶏たちは鶏舎の中なのか一羽も見当たらず。
ところで当初の予定では、終点の長崎駅前まで行かず、途中の中央橋の停留所で下車する計画だった。
理由は、地図で見ると中央橋の方が次の目的地である出島に近かったからだ。
しかし、昨日イルカウォッチングに向かうバスの渋滞中につらつらとガイドブックを眺めていたら、気になる情報に目がとまったのだった。
手ぶらで長崎観光という手段があるという情報に。
なになに、手荷物一個200円でJR長崎駅から宿泊するホテルまで配送?
これだ!!
いつもパパの運転する車での旅行だから、たまに女だけの車無し旅行をすると困るのが荷物の扱い。
特に宿泊場所が一か所なら行きと帰りの心配だけすればいいけれど、転々と移動しながらの旅行だと、荷物が重いほど足取りも重くなる。
そこでこの手ぶらで長崎観光だ。
これを利用すれば200円で手ぶらになれるだけじゃなく、荷物そのものを宿泊するホテルに運んでくれる。なんてありがたいサービスだ。
実は荷物は三人がめいめいで持つようにしていたが、最終日にはホテルから朝のうちに自宅に発送してしまおうと、全部が入る大きな鞄もひとつ用意してきた。折りたためばコンパクトになるやつだ。
これに朝から重い荷物を全部詰めておいた。
後は長崎駅前の観光案内所で手ぶらで長崎観光サービスを申し込むだけだ。