子連れ旅行温泉日記の目次子連れ温泉ガイド地熱愛好会 > 子連れ旅行温泉日記 > 長崎旅行記*小浜温泉湯祭りとハウステンボス > 1-1あの日の長崎、そして今再び

◆◇長崎旅行記◇◆
小浜温泉湯祭りとハウステンボス

1.あの日の長崎、そして今再び












 そもそも長崎旅行が計画されたのは昨年の秋口ぐらいだった。
 わけあって、パパと次女のレナが二人旅に出たので、このとき留守番をしていたママ(私)と長女のカナだけで春休みにどこかに行こうと考えたものだ。

 旅行の条件は、2泊3日であること。
 車でなく、公共交通機関で回れるところ。
 ANAのマイルが貯まっているので、せっかくだから往復にこれを活かせる旅行先であること。
 できればカナが行ったことのない場所であること。

 これらの条件を重ね合わせると、一度は候補に挙がった沖縄、北海道、奈良・京都などは次々脱落。
 中学生連れの旅行となることから、テーマパークも擁する長崎県が浮上した。

 私は長崎は一度だけ訪れたことがある。
 高校生の修学旅行でだ。
 九州巡りの旅行で、長崎でだけ、一日自由行動が与えられた。
 グループで長崎市内のグラバー邸などをうろうろしていたら、どこかで地元のおじいさんに声を掛けられた。
 世話好きなおじいさんはうんちくを語りながら眼鏡橋や中華街を案内してくれた。
 連絡先を聞いたので、帰宅してからみんなで連名で葉書を書いた。

 それから数十年たって、何かの拍子に一枚の葉書が出てきた。

 もうあの時にお礼状の返事をもらったことも忘れていたが、あの時のおじいさんからの葉書だった。
 私たちが連名で出したにも関わらず、全員に丁寧に返事を書いてくれたのだった。

 私にとって修学旅行の思い出とは、あのおじいさんとみんなで回った長崎であり、私にとって長崎の思い出と言えば、あのおじいさんに案内してもらった眼鏡橋と一枚の葉書だった。





初日 2012年4月1日(日)


 日曜日の出発だったので、羽田空港まではパパが車で送ってくれた。
 車窓に広がる早朝の青空。
 何と言っても旅行中の天気は晴れに限る。
 歌では長崎は今日も雨だったなんて言うけれど、晴れと雨では景色も移動のしやすさも気分の軽さまでまったく違う。
 予報では旅行中、三日目が雨となっている。
 降らないに越したことは無いけれど、降るならば小雨ですんでほしい。

 よもやその三日目の雨が九州から入って首都圏の交通機関を軒並みノックアウトさせ日本を端から端まで縦断した記録的な爆弾低気圧になろうとはこのときは予想だにせず・・・

 そうそう、メンバーは一人増えていた。
 私とカナの二人だけの予定だったのが、レナを入れて三人旅。
 というのも、日程は最初4月1日(日)から3日(火)までの2泊3日を予定していたのだが、パパが平日仕事を休んで留守番のレナの面倒を見るのは難しいと言い出して、結局レナも連れて行くことに。
 またその時の交換条件として、カナが旅行日程を一日延ばしてほしいと言ったため、メンバーは三人、日程は4日間となった。

 カナが日程をのばしたいと言ったのにはわけがある。
 私とカナで長崎のガイドブックを見ながら行きたいところをピックアップしたところ、どうしても3日間には収まりきらなかったのだ。
 4日間ならなんとか入りそう。

 今回はレンタカーなど車を使わない旅だから、荷物は基本的に自分のものは自分で持つ。
 長崎へ向かう飛行機は8時30分発ANA662便。


羽田空港まではパパが車で送ってくれた




1-2旅は羽田空港から始まるへ続く


長崎旅行記*小浜温泉湯祭りとハウステンボス 目次 | 子連れ温泉ガイド地熱愛好会HOME