本栖湖・浩庵キャンプ場便り
*水着で過ごす湖畔の休日3*

9.もう一度フクロウの調教ショー

　エミューコーナーを過ぎると今度はアヒルの池だった。
　白いアヒルを見ると反射的に「アフラック」と言ってしまうのは私だけではないだろう。
　アヒルの餌も売っている。
　アヒルと鯉にも飽きるまで餌をやって、再び温室の中に戻った。

　温室を突っ切って入り口まで戻ると、パパがあと少しで次のフクロウ調教ショーが始まるみたいだから、それを見てから帰ろうと言い出した。
　少し空いた時間、クイズラリーを記入する。
　園内のあちこちにヒントが書かれていたので、見つけたヒントとあとは自分の元々の知識と当てずっぽう少々。
　12問中10問正解で記念品。
　11問正解して、カナとレナに小さな木彫りのフクロウをもらった。

　今度の調教ショーはさっきの通路ではなく、温室中央の池の側で行われる。
　既に座席と喫茶コーナーのテーブルは観客で埋まっていた。
　大きな二羽のフクロウが連れてこられた。
　名前を呼ぶと調教師の腕に飛んでくるのは同じ。
　他にちょこちょこと歩くところなども披露してくれた。
　フクロウたちはげんきんで、餌を目当てに芸をするが、お腹がいっぱいになってしまうとぴくりとも動かないのだそうだ。
　そしてやはり、どんなに大きなフクロウでも、空を飛ぶときにはまったく羽音がしないのだった。