◇◆がんばれ新潟◆◇
雪国のお正月2007
松代に戻ると、暗い山道の先にみらい2号館の灯りが見えた。
一応部屋の電気をつけておいたのだ。
そしてスキー道具などの荷物を持って玄関に向かうと、
「留守の間に若井さんが見えたみたいだ」とパパ。
「えっ」
「お土産が置いてあったよ」
みらいの人気商品、若井さん特製のどぶろくと、同じく納豆。
どぶろくは白濁して米粒が浮かんでいる。一昨年あたりはこれ、本当に品薄で全然手に入らなかったんだ。今はまつだい駅前の三笠屋酒店でも入手できるようになったが。
納豆はちゃんと一つずつ三角に包んである洒落た包装だ。この納豆も最初頂いたときは、タッパーの蓋に錐でぶすぶすと穴を開けた手作り容器に入っていた。何だか懐かしい。
そして一番驚いたのは年賀状が届いていたことだった。
宛先は「みらい2号館 よしか様」。
差出人は「みらい5号館 F(とりあえず仮名です)」
若井さんが昨日教えて下さった、うちのサイトを読んで今5号館に泊まっている人だ。
なんてなんて嬉しい出来事。
なんて嬉しいプレゼント。
知らない方からこんな風に年賀状を頂けるなんて・・・感激してしまった。
私はこのとき年賀状を運んでくれたのは若井さんだと思っていたが、後日若井さんに伺った話だと、Fさんご夫妻は直接2号館に年賀状を届けてくれたということだった。
若井さんが2号館の戸を開けたとき、挟んであった年賀状が落ちたので、どぶろくなどと一緒に玄関に置いておいたのだそうだ。
Fさんたちは誰もいない2号館に来て、そっと年賀状を挟んでいってくれたのだ。
まだ一度もお会いしたことはないけれど、届けられた年賀状に込められた温かい気持ちが胸に流れ込んできた。