3.五十沢への道を問う
さて、
金誠館をチェックアウトして、向かったのは五十沢(いかざわ)温泉。
金誠館の大女将さんによると、トンネルを通ればすぐで道の雪も心配ないだろうというので行ってみることにした。
五十沢温泉のゆもとかんには、この辺りでは有名な大きな露天風呂があるという。
行けば判るだろうという気持ちが半分、雪で看板など埋もれて判らないかもしれないという気持ちが半分。
ナビを見ながら適当に車を進めた。
昨日のことがあるから不用意に細い道に入りたくない。
道の先にそれらしい看板が見えてきた。
そこまで進めば判るだろうとは思ったが、念のため道ばたにいた地元のおばあちゃんに聞いてみた。
「五十沢温泉のゆもとかんというところに行きたいのですが」
「お風呂ならそこを左へ曲がれば300円のところがあるよ、大きいのが良ければその先を右へ。そっちは500円だよ」
どうも300円は旧館の方、500円は本館の方らしい。
大きな露天風呂があるのは本館だ。