7.カナ、スキースクールに入る
がっちゃんたちが来ると、パパはもう運転することを放棄して飲みまくるので、今回も7人全員がっちゃん車に乗ってスキー場へ連れていってもらうことにした。
ついてすぐ、スクールの事務所にカナとレナを連れていく。
「午後のスキースクールを申し込みたいのですが・・・」
カナはすぐに受け付けてもらえた。
ゼッケンを渡されて、身につけるよう指示される。
レナは駄目だった。
半月ほど前に6歳になってはいるが、元々かなり小柄で見た目も5歳にも見えないくらいだし、小学生のお兄ちゃんお姉ちゃんたちの足手まといにならず、重い靴や板をはいて、ついていけるようには見えなかった。
気力だけはカナ以上にあるのだが。
ちび姫ちゃんは、本人からしてスクールには入りたがらなかった。
教えられるより自由に滑りたいし、リフトに乗るのは苦手だとのこと。yuko_nekoさんはスクールに入った方がいいと説得したが、あいにくスクール側でも中級程度滑れるクラスは今日は受け付けていないということだった。