8.ガルルとクルルはお子さま向け
再び鯨波まで海沿いの道をドライブし、元来た道を南下。
全国市町村合併のあおりを受けて、今はこの辺りは全て柏崎市だが、今年の4月までは旧柏崎市と高柳町の境界であった辺りを過ぎて、往路と違い西側のルートを通ることにする。
県道沿いにあるじょんのび村に寄っていくつもりだからだ。
ここは過疎に悩む旧高柳町が再生を図るため税金を投じて作った第三セクターの経営による総合観光施設だ。
温泉施設
楽寿の湯、宿泊施設、特産物販売所、田舎料理レストランなどがあり、隣接して室内外の子供の遊び場兼体験施設のある県立こども自然王国がある。
じょんのび村だと思い、最初に迷い込んだのは、実は隣の県立こども自然王国の方だった。
受付で聞いてみると、こども自然王国にもガルルの湯・クルルの湯という温泉施設があり、じょんのび村と同じ温泉が引かれているが、まったく別の施設だとのこと。
「温泉としてはどっちがいいんでしょう?」と困った質問を投げかける私に、自然王国の受付のお姉さんは、
「じょんのび村の方はどちらかというとお年寄り向き、ガルルの湯の方はお子さま向きですが別にお風呂に遊具などがあるわけではありません」と言う。
なんだ。お子さま連れを対象にしているなら、いっそのことお風呂場に遊ぶ道具でも置いてみたらいいのに。
「どちらも循環なんですか?」
「はぁ。どちらも循環です」
「露天風呂は? お風呂の雰囲気は?」
「パンフレットに写真がありますので・・・」と、両方のパンフを広げて見せてくれた。
「ガルルの湯の方はこんな感じでガルルのキャラクターの形をしたお風呂です。じょんのび村の方は旅館のお風呂のような感じです。どっちも露天風呂はありません」
うーん・・・ちょっと悩んだ。
悩んだが、夏休みの日曜なのでお子さま向けの方が混んでいるんじゃないかと判断して、じょんのび村の方に行ってみることにした。
ちなみに行ってみたら、じょんのび村には露天風呂もあった。