更に先へ行くと、右手に簡単な顕微鏡とプレパラート、左手に小さい部屋があり、天井から床まで壁三面が昆虫標本で埋め尽くされている。
この標本はその大半が蝶類で、松之山出身の昆虫採取家、志賀夘助氏のコレクションだ。
オーストラリアの幸運を呼ぶ蝶、ユリシスもどこかにあるかなと思ったが、青いのはアフリカのモルフォばかり目についてよく判らなかった。
プレパラートには蝶や違う昆虫の羽などがセットされていた。カナもレナも真剣にレンズをのぞいた。
昆虫標本コーナーの奥は、松之山周辺に住む魚や両生類の水槽が並ぶ
メダカが絶滅危惧種だとは知らなかった。
ペットとして養殖されているが、天然のものはもう数が少ないのだそうだ。
養殖されたメダカも、本来地域ごとに遺伝子が違うものが混ざり合い、遺伝子汚染の心配があるという。