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◆がんばれ新潟 雪国に春は来たか◆3-5


5.松之山おもしろボックス

 通路を左に曲がって、今度は松之山おもしろボックスコーナー。
 ここが面白い。
 木のボックスに沢山の透明プラスチックの引き出しがついていて、自由に中を見ることができる。
 中にあるのは・・・
 木の実のブローチや手作りのうぐいす笛。
 手作りの独楽。
 かるがもやツバメの卵の殻。
 アオダイショウの脱皮した抜け殻。
 はたまたアオダイショウのホルマリン漬け。
 受付に座っていたおばさんが、面白いものを見せてあげると、引き出しの一つを開けてくれた。
 中にはふわふわの毛皮の茶色い剥製。手の平に乗るほど小さい。
 「モグラよ」
 子供たちも手に乗せてみた。
 「ちいさーい」
 「これでも大きい方なの」
 松之山おもしろボックスとは、松之山町に住む人たちに、家にある面白そうなものを持ち寄ってもらった引き出しで、引き出しに入れた人の名前と入れたもの、採取した場所などを書いたメモが入っている。
 町の人たちが何でも好きなものを入れていいというのが興味深い。都会暮らしではおよそ目にしないような珍しいものも多い。


ここが松之山おもしろボックスコーナー

左のは脱皮したヘビの皮

なんでもあり


 更に先へ行くと、右手に簡単な顕微鏡とプレパラート、左手に小さい部屋があり、天井から床まで壁三面が昆虫標本で埋め尽くされている。
 この標本はその大半が蝶類で、松之山出身の昆虫採取家、志賀夘助氏のコレクションだ。
 オーストラリアの幸運を呼ぶ蝶、ユリシスもどこかにあるかなと思ったが、青いのはアフリカのモルフォばかり目についてよく判らなかった。
 プレパラートには蝶や違う昆虫の羽などがセットされていた。カナもレナも真剣にレンズをのぞいた。

 昆虫標本コーナーの奥は、松之山周辺に住む魚や両生類の水槽が並ぶ
 メダカが絶滅危惧種だとは知らなかった。
 ペットとして養殖されているが、天然のものはもう数が少ないのだそうだ。
 養殖されたメダカも、本来地域ごとに遺伝子が違うものが混ざり合い、遺伝子汚染の心配があるという。 


こちらは昆虫標本コーナー

世界の蝶がせいぞろい 




3-6.点滅する変形螺旋階段へ続く


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