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◆がんばれ新潟 雪国に春は来たか◆2-9


9.手作りうどんの作り方(1)

 夕食はうどんを作ることに決まっていた。
 作るといっても市販の麺を茹でるのではない。なんと小麦粉からこねてこねて本当の手作りうどんに挑戦するのだ。
 この企画はぽこさんが考えてくれた。

 まず準備するものは、小麦粉、水、丈夫なビニール袋(スーパーのがさがさ袋など)、綿棒、包丁とまな板・・・だ。
 タク君とまこちゃんはお父さんのぽこさんと作ったことがある。我が家は初めてだ。

 まず袋に230gの小麦粉と100ccの水を入れ、空気を入れて袋の口を締める。
 それから袋を振り振りしてよく混ぜる。
 子供たちの人数分の袋を用意したが、やる順番でちょっともめる。手慣れたお兄ちゃんのタク君が一番として、マコちゃんは自分も知っていると「まあちゃんが二番!!」としきりに言うので可笑しくなってしまった。だってマコちゃんは今まですごく大人びて見えていたのに、そのときはああ、カナと同い年なんだなぁと実感できたんだもの。
 それに自分のことを「私」じゃなくて、「まあちゃん」と呼んでいるのが可愛らしかった。
 うちでも何故か長女のカナは自分のことを「私」と呼ぶのに、次女のレナは自分のことを「レナ」と呼ぶ。親は子供たちを同じように名前で呼んでいるのに考えてみれば不思議だ。

 袋の小麦粉が水や空気と混じってぽろぽろになってきたら、出して丸め、今度は袋の上から足で踏んで潰していく。
 かかとでぎゅっと何回か踏んで、平たくなったら出して四つに畳み、それをまた踏んで潰す。それを全部で十回ほど行う。
 カナもレナも体重が軽いのでなかなかつぶれない。手伝ってやろうとしても、レナは「自分でやる」と言ってなかなか親に踏ませない。自分でという気持ちは素晴らしいが、一人だけ遅れを取っても困るんだけど。

 踏み終わったら60度のお湯に入れて少し発酵させる。


ぽこさんプロデュース手作りうどんの始まり始まり
まず道具は計量カップとビニール袋・・・材料は小麦粉と水 小麦粉を計ります・・・マコちゃんわくわく
袋に小麦粉と水と空気を入れ、よーくシェイクします
小麦粉がぽろぽろとなったら、今度は踏みます
ふみふみシスターズ。はーい、もっとしっかり腰を入れて踏むんじゃ~。




2-10.手作りうどんの作り方(2)へ続く


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