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◆がんばれ新潟 雪国に春は来たか◆2-10


10.手作りうどんの作り方(2)

 その間に麺を伸ばす準備だ。
 麺棒が三本登場した。三人娘はそれを手に遊びまくり。こらこら、せっかくぽこさんが綺麗に洗ってきたのに。

 発酵の終わった袋がそれぞれに配られて、もう一度さっきの行程を繰り返す。
 踏んで踏んで、畳んで踏んで。
 この辺で既に子供たちは半分飽きている。
 でもやり始めたことだ、最後までがんばろう。普段何気なく食べているうどんだけど、自分たちで手作りするとなるとこんなに大変だとは。

 最後に踏み終えたうどんの素を、打ち粉の上に出して、麺棒で伸ばしていく。
 薄く均一に。なかなか大変。
 みんな滅茶苦茶真剣そのもの。

 伸ばし終えて畳んだ麺を切るのはぽこさんとタク君の役目。それでもどうしてもと言うので、マコちゃんやレナも少し包丁を持たせてもらった。
 凄いねぇ、本当に本当のうどんができたよ。みんなで力を合わせて作ったうどんだよ。


おいおいこらこら、麺棒は遊び道具じゃないよ なかなか均一に伸ばすのは難しいです
ぽこさんに手伝ってもらって、うんとこしょ 小さな手でがんばってます
タクくん、かっこいいよ~ どーです、本格的でしょ


 ぽこさんは大鍋にお湯を沸かし、釜揚げうどんにしてくれた。
 レナがぐずぐず言うので仕方なく食べさせてやった。
 うう、早く食べてよ。
 ママだって早く自分のうどんが食べたいんだからさ。
 すっごく美味しそうなんだものー。
 うどんというより中には、ほうとうかきしめんかという幅の広いのがあったり、おいおい、すいとんかい!という不揃いで厚みのあるのがあったりするが、それもご愛敬というものだろう。 


さあさ、みんなで、いっただっきまーす!!




2-11.デタラメ神話と焼きズワイへ続く


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