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◆がんばれ新潟 雪国のお正月◆6-2


2.別れの朝

 今朝もよく晴れていた。
 okiesさん曰く、この晴れは貴重なのだそうだ。
 冬になるとひたすら乾ききった晴天が続く関東平野とは違って、日本海側は雲と雪ばかりの日が多いのだろう。
 みんな帰る準備に忙しい。
 玄関はまとめられた荷物でいっぱい。
 寂しいなぁ。
 一番先に出発するのはyuko_nekoさん一家。
 荷物を全部積み終えて、車に乗り込んだら、後部座席のサンルーフがするすると開いた。
 そこからちび姫ちゃんが顔を出して手を振っている。
 「また遊ぼうね」
 一度バックして、それから車は出発した。
 子供たちは泣くと思ったが、誰も泣かなかった。
 レナは朝起きたときにちょっと泣いていた。
 今日、ちび姫ちゃんとバイバイなんでしょ?と言って。
 あれで満足したのかもしれない。


今朝もよく晴れてます

下は飲んだ酒瓶ですが、もちろんこれで全部ではありません。この倍以上? まさかね 朝からスペシャル滑り台付きかまくらで遊ぶ子供たち


 台所を片づけていたら、半分に切ったリンゴが出てきた。
 昨日、yuko_nekoさんがチーズに合うのよと剥いてくれた残りだ。
 残しておいても仕方がないので剥いて切ってお皿に並べた。
 okiesさんと少しつまんで、残りをかまくらの方に持っていってやった。
 かまくらではまだカナとレナが遊んでいた。
 かまくらの中でりんごを食べるのは如何?

 やがてokiesさんも、「そろそろ帰りますね」と言って立ち上がった。
 「またここに来るときは声を掛けて下さいね」と彼女。
 ああ、もう、ぜひ。
 お土産の野菜もありがとうございました。
 また一緒に飲みましょう。


お別れの時・・・ちび姫ちゃんが呼ばれて車に乗るところ




6-3.ここは私たちの秘密基地だからへ続く


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