こんな調子でドタバタ喜劇を演じながら
万座温泉ホテルに戻ってきた私だが、それから30分もしないうちに、
極楽湯でも行ってみようかなというパパと一緒にまたまた次のお風呂に向かうのだ。
自分でもアホかと思うほどお風呂に入っているが、楽しいので気にしない。
時刻は5時半で、もう辺りは黄昏のほの暗さ。
さっき教わった外からの道の方が極楽湯も近いので、パパを道案内する。
正面玄関から出ると、灯りに照らされて霧のような細かい雨が降ると言うよりは漂っているように見える。ごく淡いミストの中に入っているようで、別に傘はなくても困らない程度だ。
極楽湯というのは万座温泉ホテルの名物露天風呂。
以前に二回、日帰りで万座温泉ホテルに来たときにも入っている。
とても眺めが良く爽快な気分になれる。青白い濁り湯が周辺の景色とマッチして、まさに雲上の極楽湯。
極楽湯に行く途中の道ばたで、脱走ウサギを発見。
私たちが車を停めている駐車場の隅に、ウサギや鶏を飼っている金網があったが、どうやらあそこから逃げ出した模様。
他にも周辺でときどき脱走ウサギを見かけるので、もう半分野生化しているんじゃないかと思うくらい。