◆◇九州温泉巡り旅行記◇◆
阿蘇-長湯温泉-黒川温泉
歩いてガニ湯本舗天風庵に戻ると、もうすっかり暗くなった駐車場の周囲の屋台村にも灯りがともっていた。
中でもさっきから気になっていた「角ちゃんの三星」なる赤ちょうちんが店を開けているのを見ると、パパはすぐさま暖簾を潜った。
あれ? なんか天風庵の一階もまだ空いているみたいだし、昼食を食べた正直屋にもまた顔を出すかもとか言ってなかったっけ?
屋台と言ってもオープンエアな店ではなく、曲がりなりにもちゃんと室内で飲食できる。もちろん手狭ではあるけれど。
カウンター席とテーブル。テーブル席の方は既にグループで埋まっていた。
とりあえずアルコールを頼むと、南瓜といんげんの突き出しが出てきた。結構洒落ていて美味しい。
お昼が遅かったからそんなにお腹は空いていない。
壁に貼られた手書きのメニューで馬刺しが気になるので馬刺しを注文。
パパは最初からこの旅行で馬刺しが食べたいと言っていたし、私も馬刺しは大好き。
霜降りとたてがみの盛り合わせ。馬刺しってとても美味しいけど食べる地域は限られている。東京からだと長野あたり行けば手に入るけど。
で、美味しい美味しいと食べていると、気さくな大将がレバーもあると言う。
九州に一年間住んでいたパパも馬のレバーは食べたことが無いと言った。じゃ、食べてみよう。
というか、私はそもそも生レバーを食べたことが無かった。既に牛のレバーは数年前の死者を出した食中毒事件から生食が禁じられているし、この旅行記をまとめている最近では豚の生レバーも規制の方向に向かっている(豚肉すら普通は生で食べないのに)。
馬の生レバーは全然臭みもなくて歯ごたえと言うか弾力があって美味しい。
さらに大将は馬のタン刺しも出してくれた。
気がついたら生の馬ばかり食べていた(ちょっと怖い)。
お酒を飲みながら本当にひたすら馬刺しを食べていた。