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九州温泉巡り旅行記*阿蘇-長湯温泉-黒川温泉
> 1-32野趣あふれる囲炉裏の曲水庵
◆◇九州温泉巡り旅行記◇◆
阿蘇-長湯温泉-黒川温泉
32.野趣あふれる囲炉裏の曲水庵
清風荘
の食事処 曲水庵を外の入り口から見るとこんな雰囲気
夕食の会場として認識していた館内の場所へ移動すると、そこはさっき仇討の湯に行くときに見かけた曲水庵だった。
さっき見たのは日帰り客が昼食などをとる時に使う外の入り口で、私たちが来たのは館内の連絡通路からだった。
座席の右側に水路があって水が流れている
結構この曲水庵、びっくりする作りだった。
縦に三列の座席がそれぞれ数人ずつのスペースに天然木の板で個室風に区切られていて、その列の間に水が流れている。
店内に水が流れていると言うのは群馬の榛名のびくやとか、京都伏見の蛙吉なんかを思い出すが、ここの場合は単なる飾りではなく実用的だった。アトラクションとでも言うべきか。
区切られた座席ごとに囲炉裏がある。
私は気付かなかったがパパが別の列には鍋を吊るすフックがあると教えてくれた。そういえば私たちが予約した夕食は鍋系ではなく串焼き系だ。
囲炉裏の真ん中には炭火を乗せた円形の金属の入れ物があり、中の炭火は既にほどよく加熱されている。
係りの女性が来て飲み物の注文を取り、それから料理が来たので受け取ってくださいと言った。
パパにそっちと促され、水の流れている所を見たら、なんとどんぶらこどんぶらこと桶に乗せられて料理が流れてきた。
ええーっ、この水って料理が流れてくる川だったの!?
流れてくる料理を取ると、樽だけがまた流れていく
桶はそのままにして上に載っているお盆を取ってくださいとのことだったので、串に刺さった肉や野菜が乗ったお盆を持ち上げた。思ったより軽かった。
お盆を外すと下の桶はそのまままたどんぶらこと流れて行ってしまった。流れるプールのように一周してまた元来た厨房の方に戻っていくようだ。
次に係りの女性は焼き方をレクチャーした。炭の入っている入れ物の周りの金属の所に立てかけるように串焼きをセットして焼く。猪や鶏肉は火が通りにくいのでじっくりと。田楽豆腐と野菜類は焦がさないように。
うずらの肉は骨まで火が通るようにと言っていたのでじっくり刺していたらこれは焼きすぎたようで、他の従業員の人に焼きすぎ、勿体ないと後で叱られてしまった。
山女魚の塩焼きもあって、これはちょうど庵の一番遠い辺りに水槽が見えていて、そこから注文に合わせて網ですくい上げていた。
本当に野趣あふれる料理だ。
面白い。
ご飯は食べきれなかったので、部屋で食べられるようにおにぎりにしてもらった。
最後はデザートの白玉とアイスクリーム。
もうお腹いっぱいで目が回りそう。
また他の座席の料理が流れてきたよ
1-33清風荘の混浴露天風呂すずめの湯
へ続く
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