浅い三角屋根の本館は古い部分と修繕した部分がうまくマッチしている。
日帰り入浴の受付は独立した窓口があって、建物の中に入らなくてもいいようになっていた。
受付の横に「滝の下の露天風呂(滝の湯)は、宿泊者専用のため、外来入浴はお断りします」と毛筆体のフォントでプリントアウトした貼紙があってあるのを見て、初めてさっき見た手前の滝の所に露天風呂があるんだと知った。
実はここ、
垂玉温泉山口旅館に関しては、夜になってショックなことをひとつ知ることになる。
でもまあこの時点では私たちは何も知らなかった。