◆◇桜の古都巡り◇◆
京都観光旅行記
舞殿にはリアルでかなり恐ろしげな白蛇が描かれた屋根を付けた五角形の大きな板が奉納されている。賀茂氏と蛇に何か繋がりがあるのだろうか。
言社に祀る大国主命(大物主)と、倭迹迹日百襲姫(やまとととびももそひめ)のからみかな。
倭迹迹日百襲姫は奈良県にある卑弥呼の墓説もある纏向遺跡の箸墓古墳に埋葬されたとされる第7代孝霊天皇の皇女で、決して姿を見てはならないと言う夫の大物主命(大国主命の別名とされる)の正体を禁を破って見てしまい、蛇の姿を知られた大物主は怒って三輪山に帰ってしまったという伝説がある。
舞殿の先に進むとみたらし池、橋殿、二本の橋と鳥居、細殿、直会殿などがある。みたらし池から湧く泡をかたどったお菓子がみたらし団子なのだそうだ。
みたらし池は湧水でできている。池から流れ出る奈良の小川は鴨川の支流の一つだ。
この辺りは工事していないのでやっとそれらしい雰囲気が味わえる。
特に鳥居と太鼓橋のところに桜の木が一本あり、もうそれだけで塗りの朱と植物の緑に加えて桜の色がよく映えた日本らしい美しい風景にため息が出てしまう。