◆◇桜の古都巡り◇◆
京都観光旅行記
今日の予定はこの後、銀閣寺、哲学の道、南禅寺、平安神宮(ライトアップ)のつもりだったが、実は平安神宮のライトアップは不可だということが朝の段階で判明していた。
理由は、どんなに調べても現在ライトアップしているという情報が見つけられなかったことにある。
元々平安神宮が春にライトアップしているというのはガイドブックで見た情報だが、今年の何月何日から何日までライトアップしているかまでは載っていなかった。
そこでスマホを使ってインターネットで調べたところ、桜の開花前に既にライトアップは終了していて(むしろオフシーズンの集客用?)、また後日単発的にライトアップは行われるようだが、それは少なくとも今日では無いようだった。
しかし平安神宮が桜の名所であることは間違いない。
そこで、むしろ当初の予定より早く計画をこなさないと平安神宮観光そのものができないかもしれないという状態になっていた。
といってもこの段階ではまだ高をくくっていた。
今が夕方の4時前。
季節柄比較的日は長いし、ライトアップの予定が無しなら今夜の予定が空白になるわけで、むしろ疲労を気にせず過ごせる。
哲学の道はバスで移動することにして、ちゃっちゃと回れば銀閣寺、南禅寺、平安神宮を回れるのではないか、たとえ三つは無理でも、銀閣寺+南禅寺または平安神宮の二つは余裕だろう・・・と。
その計画が甘すぎるとは思わなかった、この時は。
とにかく疎水沿いの道は人通りが多い。
水路に沿って右も左も大勢の観光客。もちろん外国人もとても多い。特に和装をレンタルする企画があるのか着物姿の東南アジア系の女性が目につく。何故か遊歩道の真ん中で真っ白なウェディングドレス姿で写真を撮っている人もいる。
ちょうど白川疎水通りが哲学の道に変わるところを左に入ると銀閣寺の参道だ。
参道入り口にポテトルネードというらせん状にスライスしたジャガイモを揚げた串を売っていたのでお腹が空いたという娘たちにそれを買った。ポテトルネードは潜入リアルスコープSPで紹介されたと書かれたボードが店に貼ってあったが、なかなか面白い作り方をする。
参道はゆるやかな上り坂になっていて、両側に土産物や食べ物を売る店が軒を連ねている。
道幅は狭く人が多いので見通しが悪い。
しかしずっと昔からこの道は参拝客で賑わっていたのかなと感慨深く思う。
ぶんぶく茶屋という狸の茶釜でも出てきそうな名前の店を過ぎると、ようやく銀閣寺の門が見えてきた。