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◇◆草津温泉◆◇
子連れでスキーと共同浴場

7.転ばないお手製お守り










 遅めのランチは下りきったところで天狗山レストハウスで。
 一応混雑は避けたつもりで1時半頃に入ったが、流石は連休の草津、430席もあるはずの店内は大混雑。ようやく食事を終えて席を立つところのファミリーに譲ってもらって座ることができた。
 子どもたちはあまりお腹が空いていないと言ったが、ハヤシオムライスとラーメンを持っていったら、ハヤシオムライスの方は二人で皿を空にしてしまった。
 大人はラーメンを半分ずつ。
 リフトの一日券に一枚につき800円分の食事券がついているのでそれで支払う。周りもみんな同じ券を手にしていた。

座るところが無いほど大混雑


ラーメンしか食べられなかったけど、まあまあの味だったよ



 食後もよく滑った。
 急斜面でべそを掻いていたのが嘘のように、初級者向けのコースだとカナの気が大きくなるのが見ていて可笑しい。
 「レナっ、早くおいでっ」とか威張っているのを見て、パパとくすくす笑う。
 レナのリフト券ケースの中には、カナが作ったお守りが入っている。
 「これがあるからレナは転ばないんだよ」と嬉しそうにレナは言うが、それは君の実力。むしろカナの方がお守りが必要なんじゃないか?

 まだ滑りたい、もっと滑りたいと言い続ける子どもたちを説得して、ようやく板を外したのは4時少し前。
 最初の予定ではお気楽に2時ぐらいには上がろうと思っていたのに。
 冬の日は短いからもう山の稜線に太陽が隠れようとしている。
 「ねえ、明日もスキーできる?」とカナ。
 「・・・お天気だったらね」とパパ。
 内心は、明日は吹雪いてほしいと願っていたようだ。
 この調子で明日も滑るとなると、お金も体力もとても保たない。


カナお手製のお守り。レナはリフト券ホルダーの中にしまって滑った。



草津国際スキー場のゲレンデから、草津温泉街を見下ろして


晴れのち雪の予報だったのに、一日晴れたみたい


そして山に日が沈む




2-8赤ちゃんと時間湯へ続く


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