初日 2007年2月9日(金)
「今年は暖冬だね」とパパ。
・・・確かに。
今夜の予報は雨。明け方にはあられ。そして一応朝には止んでいるはず。
東京の天気じゃないよ。
群馬県草津町の天気予報。
例年なら2月のこの時期、夜に雨なんて考えられない。スキー場は泣いているはずだ。
午後4時を回った関越道は、春のような薄ぼんやりとした空の色。
絶対おかしい。
冬の関越道は張りつめた真っ青な空でなくては。
今日は2月の9日。
カレンダーは明日から三連休。
以前は渋滞や観光施設の混雑を避けて平日早朝に出かけては週末をまたいで平日夜に帰宅したりしていた我が家だが、子どもたちが二人とも小学生になった今、すっかり行動パターンが変わっている。
学校を休ませられない。
だから混むと知っていても連休を利用せざるを得ない。
渋滞を避けるため、宿泊料がかさんでも最近執る手段はこう、休前日の夕方に出発して、最終日の朝に真っ直ぐ帰る。
そんなわけで今回も夕方の高速を群馬へと向かっている。
朝が弱い私は、夜明け前に出発するよりちょっとだけ気分が楽。
但し旅行記の方は最終日は帰るだけになってしまい、大体尻切れとんぼで終わるのが難点。
草津の宿は
前回の草津旅行のときと同じところ。
紹介してくれた方からの頼みで名前は非公開にさせていただく。
前回の草津旅行でここが気に入ったパパは、帰る前に今日の予約を入れてしまった。
前回の旅行で一緒だった人たちと、さらに今回初対面の方たちも明日には合流する予定。
何となくみんなでわいわい泊まれたらいいよねと軽い気持ちで入れた予約は、いつの間にかえらい大所帯に膨らんでいた。
何かのオフ会とかそんなご大層なことをするつもりは無い。
ただ、晶ちゃんが途中から宿泊の手配を引き受けてくれて、だださんが泊まる人、日帰りする人のとりまとめをしてくれたことに感謝している。
あとはその日草津に集まった人たちで楽しい時間を過ごせれば良いと思っている。
渋川伊香保ICで降りて、途中のベイシアで買い出しを済ませる。
ベイシアというのは群馬の大型スーパーのチェーン。
食料品も日用品も東京のスーパーよりかなり安い。
数年前まで榛名山に年に何回も遊びに来ていたが、その頃からの行きつけだ。
川原湯を過ぎて、草津口の駅を過ぎて、携帯が鳴ったので出てみたらだださんからだった。
本日の宿泊者はだださん、晶ちゃん、えんぴつさん、消しゴムさん、私たち。
晶ちゃんの仕事が遅くまでかかりそうということで、チェックインの時にみんなの分も鍵を受け取っておいてほしいというのが電話の用件だった。
いつの間にか辺りは日が落ちて真っ暗。
町と違い、山へと向かう道は街灯も家の灯りもない。