子連れ旅行温泉日記
紅葉の温泉を探せ 5-4
4.はるばる来たよ酒田 寿司割烹鈴政
しかし問題は昼食だ。
濱福で、この辺りでどこか海の幸を食べられるところはないかと聞いても、さあ…という返事。さっきも漁港があったじゃない。この辺の温泉地に新鮮な魚介類を食べさせるお店とか無いのは意外だった。何とか聞き出したのは、酒田まで出れば美味しい魚が食べられるだろうと言うこと。
酒田ってどのくらい離れているの? 海沿いに30分?
こうなったら何が何でも美味しい魚を食べてやると、パパは酒田まで車を走らせた。鳥海山がぐんぐん近づいてくる。
大きな橋を渡ると酒田の中心に着く。ここは最上川の河口。酒田は鳥海山と最上川を見ながら栄えてきたのだ。
沖に飛島という釣りのメッカがある。ここへ向かうフェリー乗り場のそばに海洋センターがある。そこに海産物市場があり、二階では食事も出来るらしい。
だが行ってみたらあまりにもごったがえしていた。パパが考えていたのはもうちょっと落ち着いた店だ。
ここはあきらめて別のところに行こう。何しろはるばる予定外の酒田まで来たのだ。何としてでも美味しい魚を食べなくちゃ。
ガイドブックを見て選んだのは寿司割烹鈴政というお店。
日枝神社のそばにあり、それほど目立たない店構え。
ごめんくださーい。
子供二人を含む四人だというと、個室へ案内してくださった。予約席と書かれた札を下げて入れてくださる。
特上のにぎりでも二千円とわりにリーズナブル。よし、はるばる酒田まで来たのだから奮発しよう。
特上二人前と、ビール…と注文して、グラスはひとつでいいですとパパが言うと、奥さんはお茶でよろしいですか?と聞かれる。
「冷酒を下さい」言ってやった(笑)。
やっぱ寿司には日本酒でしょう。
日本酒のリストには、初孫、東北泉などこの辺りらしい銘柄が並ぶ。初孫の銀嶺を頼んだ。うーん美味しい。
寿司もカウンター席でもないのに握る端から運んでくる。アマダイの粗塩、マグロの漬け、甘エビにウニ…ここまで来た甲斐があったよ。
新鮮な海の幸を求めてはるばるやってきた酒田
小樽で食べたお寿司以来の感激の味
お値段は小樽の半分くらい(笑)
やっぱり山形に来たら初孫でしょう
東北泉も飲んでみたかった
また行けばいいか…
5-5.試飲に釣られて 出羽ノ雪酒造資料館
へ続く
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