子連れ旅行温泉日記
紅葉の温泉を探せ 3-5
5.幻の栗駒牛を求めて
あとはキャンプ場に帰るだけ。
今夜のおかずにお昼ほとんど食べられなかった栗駒牛をバーベキューにしたいよね?
それが行けども行けども売っている店が見つからない。栗駒駅前まで行ってみたが、肉屋が無い。和牛の町なんて看板が立っているのに、いったいどこに栗駒牛が売っているのー???
仕方が無いので鳴子でまた肉屋を探した。
ところがこれがまた全然見つからない(翌日、鳴子大橋の目の前、旅館すがわらのすぐ先に発見。しかしその日は見つけられなかったのだ)。
やっとの思いでスーパーを見つけて今夜の食材を調達。
テントに戻って夕食を食べながら今日も綺麗な夕焼け。家の中にいると結構夕焼けって気づかない。こうしてアウトドアの生活をしていると、夕焼けの美しさに毎日ハッとさせられる。
夕食の後、パパが車のナビを使ってテレビを受信した。明日の天気予報をチェックするためだ。キャンプ場の辺りは電波事情が良くない。やっと音声だけ拾えたらしい。
パパが聞かなけりゃ良かったと言っていた。
夕焼けが綺麗だったから明日は天気が快復するのかと思えば、明日の仙台は暴風雨だそうだ。
そりゃ仙台と鬼首は違うかもしれない。でも山の中だから降るならもっと酷くなるかも。
明日はここを離れて山形へ向かう。テント生活も今夜までなのだ。何が一番大変かというと、テント撤収の時に大雨が降っていること。前回の奈川村であんなに苦労したじゃないか。
もしものことを考えて、雨の中ですることは極力減らしておきたい。
パパは今夜のうちに片付けられるものは車の中に片付けて、明日はもうテントをしまうだけにしてしまおう。可能なら4時とか5時とか早く起きて、子供たちは車の中で続きは寝かせて、雨が降る前に全部たたんでしまおうと言った。
…なのに子供を寝かしつける段階になって、彼はそのまま寝てしまった。起こしても起こしても起きないので、とりあえず細かいものだけしまって、大物はタープの下に避難させておいた。
あとは祈るだけ。
どうぞテントをしまうまで、雨が降りませんように…。
刻一刻と移り変わる空の色 今このときのこの一瞬をどうぞ記憶に留めて…
4-1.滝乃湯再訪
へ続く
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