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*09*



阪神電車パビリオンとモデルハウスパビリオンは同じ2階で比較的行き来がしやすい。

カナの体験しているモデルハウスのお仕事も紹介しよう。

キッザニア甲子園のモデルハウスの仕事というのは、モデルハウスを建築する大工の仕事のことだ。

定員は6人なのだがこのときは4人しかいなかった。

まずはモニターで家づくりと今日の作業について簡単なレクチャーを受け、それから作業を分担して仕事をスタートする。

この日は床&配管チームと、壁&窓チームにまず分かれた。
そしてこれらの作業が終わった後、今度は階段とドアの仕事を分担した。

この時点であれ?と思った人は鋭い。
キッザニア東京に行ったことがあると見た。



そう、キッザニア東京の方では住宅建築現場(ダイワハウス)と建設現場(大成建設)という紛らわしい名称のパビリオンがあり、住宅建築現場ではインテリアプランナーとして床やドアを付けたりはめこんだりするが、建設現場では建設員となり床下空調や壁パネル貼りを行ったりする。

キッザニア甲子園にも建設現場(大林組)はあるが、こちらは橋や塔を作るなど、キッザニア東京の建設現場とは異なる仕事を行っている。

つまり、キッザニア甲子園のモデルハウスは、キッザニア東京の住宅建築現場と建設現場の両方を合わせもったようなお仕事だったのだ。

その代り、室内装飾の色や柄を選ぶという、キッザニア東京のいかにもインテリアプランナーらしい内容は体験できなくなっているが。







カナは壁と窓と階段を担当した。

彼女はキッザニア東京ではできない階段作りができて楽しかったと言っていた。

壁のパネル張りも大きさの違うパネルをはめこむのでパズルのようだったと。

そして完成した後、裏側に回って、こっちから見ると本物の壁みたいだねぇと感心していた。



モデルハウスの力仕事が終わった後はお昼ごはん。
2階のピザショップでピザを買ったのはいいんだけど、ちょうど時間が12時過ぎなので、ピザショップ前の座席はどこも満席。

私たちがピザを乗せたトレイを手にうろうろしていると、親切なスーパーバイザーが見かねて、「空いている席にご案内しましょう」と1階のタリーズ前まで連れてきてくれた。
本当に親切な。
ありがとう!

ようやく座席にありついて、パラソルの下の座席でピザを食べながら手を振ってくれているカナが判る?

これから私はレナの様子を見に行ってくるね。



さてこちらはジャンケンに勝ち抜き見事希望の運転士をゲットしたレナ。

まずはさっき分担を決めた部屋の中でスーパーバイザーの手順を見て勉強する。

それから運転士&車掌のペアに分かれて各車両へ。

阪神電車の車両は二台あり、それぞれの前後に運転席が付いている。
つまり4ペア8名が同時にシミュレーション運転することが可能だ。




運転席はこんな風になっている

車掌がベルを鳴らすと発進の合図。

ゆっくりとレバーを引いて・・・




ゴーゴー!

私には判らないけど本物の阪神電車の車窓の映像?




駅が近づいたらゆっくりレバーを上げてブレーキ。
ちなみに無視して駅を通過したら、機械が自動的にギューッとバックさせてホームに停車させてくれるんだそうだ(運転士的には不名誉な)。

流石にレナはそこまで失敗しなかったようだが、一度ぎりぎり〜ということはあったらしい。




恥ずかしいので撮影しないで

で、今度はちゃんと終点まで辿り着いたの?



残念ながら今回も車掌の時と同じで久寿川で時間切れ(またか!)。

運転士の道はなかなか厳しいのう。
自分一人が頑張っても駄目な時もあるしね。

でも楽しかった?

念願の運転士ができて良かったね。


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