*08*
キッザニア東京の動物病院入口 一応次の回とその次の回の内容は赤い札で貼り出してあるが、たまに取り換えるのを忘れることもあるようで、次の回に希望のお仕事内容ができるどうかはスーパーバイザーに口頭で確認した方が確実だ。 |
はたして動物病院の待ち時間は15分だった。 ばっちりさっきより待ち時間が減っているじゃない。 15分なら十分待つ価値があるというもの。 スーパーバイザー曰く、次の回は獣医師による診察と、動物看護師による入院管理のお仕事で、既に並んでいる四人がそれぞれ二人ずつ獣医師と動物看護師を希望しているため、姉妹で一緒に仕事をしたければそのまた後の回、すなわち40分以上待ってもらうことになるとのこと。 いや、うちの二人はそこまで一緒にはこだわらないから。 「獣医と動物看護師に分かれた場合、終わる時間は別々ですか?」とカナ。 「だいたい同じくらいに終わりますよ」 「じゃあ次の回に並びます」 もともとカナは動物のお世話の仕事がしたいと言っていたし、レナは動物の手術がしたいと言っていた。 次回の獣医師の仕事は手術ではなく診察だが、カナが動物看護師、レナが獣医師を希望すれば丸くおさまりそうだ。 |
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以前は数少ない保護者が座れるスペースだった2階の木の周りのベンチは今は動物病院を待つ子供たちのもの。 なお、カナたちが並んですぐに四人組の男の子が来てそのまた次の回に並んだ。 カナたちが仕事に入る前にさらに二人姉妹がやってきて、カナたち同様「お仕事内容は別々になっちゃうけど次の回でいいですか?」と聞かれてから並んだ。 つまり、またもや動物病院は30分以上の待ち時間となったわけだ。 さっきはちょっとしたラッキーな穴場時間帯だったのかも。 |
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入口入ってすぐの部屋。ユニフォームと洗面台がある。ここで獣医師も動物看護師も簡単なレクチャーを受けて、詳細な仕事内容を分けるための籤を引く。 |
診察室の壁に・・・バッチェの骨だ〜。 |
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診察室の患畜・・・この犬(クッキーくん)はリアルに動く〜。見ていると首も尻尾も動かしているし、表情も本物そっくり。部屋の外からは判らないけど鳴き声もあげているんだって。 |
診察室の棚。 ちなみに診察内容は、フィラリアの検査。 |
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その頃、同じく二階の(人間の)病院。 がらがらだー。誰も並んでいないらしい。 |
いつも人気の赤ちゃんのお世話も定員割れ。 |
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カナとレナがお仕事に入った。 この回は全員女の子。 動物看護師のくじ引きは、三匹いる動物のどの子を担当するか。 カルテを引いて、カナが引き当てたのはアメリカンショートヘア(猫)のサムくん。 猫大好き、特にアメショー好きのカナは大喜び。 猫の他は犬が二匹。 チャウチャウのムサシとチワワのココ。 みんな手足やしっぽに怪我をして入院中。 |
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獣医師のくじ引きは、胸に付けるバッジを引く。 獣医師と書かれた文字の右に「1」「2」「獣」のいずれかが書かれていて、1はカルテに記載する係り、2は獣医師に必要な器具を渡したりする係りで、獣が実際の診察を行う。 レナが引いたのは、器具を渡す係りだった。 |
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動物看護師は世話をする動物とご対面。 これからそれぞれのケージを隣の部屋に引きずっていく。 さて、最初に何をするのかな? |
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