キッザニア X キッザニア キャンドル職人とモンエリ声優

*07*




練習の合間に、プロカメラマンによる写真撮影も行われた
モンエリことモンスターVSエイリアンの映画のあらすじはこうだ。

結婚式を控えたスーザンは落ちてきた隕石に接触して、その直後の式の最中に、結婚相手から「輝いている」と指摘される。
輝いているというのは幸せの比喩ではなく本当に蛍光色に体が光っているという意味で、そのままスーザンは15mに巨大化して教会の屋根を突き破ってしまう。
このときびりびりになりながらもウェディングドレスが決して裂けないのがこの映画の最大の謎のような気がしてならない。
その後、巨大スーザンはモンスターとして軍の施設に収容され、目が覚めるとモンスターに囲まれている。
その後もモンスターのコックローチ博士の協力で身長を縮めようとするのだが上手くいかない。
そんなおり、一ツ目のエイリアンロボットが地球に降り立ち、大統領や将軍はモンスターたちにそれを撃退させようとスーザンに立ち向かうよう要求するのだった。
・・・ぶつ切りシーンを見た上でのあらすじはこんな感じ。

クライマックスは見せてもらえなかったが、なんとなく、モンスターとエイリアンのバトルはあまり真剣に進まず、どちらかというと何か拍子ぬけの落ちが待っているような気がする。
そしてメインはその後のモンスターたちが「自分たちの存在意義を見出す」ということにあるような・・・。

全体通して見たわけじゃないから、かなりずれている可能性もあるけど、その辺はご容赦を。



バラバラの練習が終わった後は、先ほどの二台のパソコンが舞台に出され、シーンごとに固まって練習する。

この時も子供たちが発声する台詞は座席にはほとんど聞こえないし、パソコンのモニターも座席からは見えないので、どんな場面なのかどんな台詞なのかまったく判らない。
それ故に、この時点までは保護者のカメラ撮影も許可されている。




一通りモニターを見ての練習が終わると、パソコンとステージ上の椅子は片付けられ、本番と同じ配置になる。

一人ずつマイクの前に立たされて、マイクの高さなど調節する。





本番は公開前の映画なのでいっさい撮影・録音禁止。

この画像のスクリーンに映っている映像が、映画の画面になったと想像してくだされば・・・。

さっきも書いたが難易度の高い台詞が多く・・・感情を込めるのが難しいとかそういうのではなく、台詞が長くて言い回しがくどい台詞が多くて、そういう点で子供たちは苦労していた。

上手く読むコツは、まず長い台詞はできるだけつっかからないように流暢に、短い台詞はかなりゆっくりと感情を込めて読むといいかも。
例え台詞の一部を間違えても、読みなおすとだいたい間に合わなくなってしまうので、直さずに諦めてそのまま次を読んだ方がいいみたい。



スーザンのナンバー5と6、それからボブの1を演じた子が上手で印象に残った。
でもみんな難しい台本なのに上手だったよ。

最後のご挨拶。
幕が下りて終了。



声優のお仕事終了後、子供たちは舞台からそのまま劇場座席の方へ帰ってくるのかそれとも楽屋入口から出てくるのか判らなくてうろうろしてしまった。

スーパーバイザーに確認したら、お給料をもらった後に舞台から直接座席の方へ降りてくるんだって。
慌てて劇場へ逆戻りよ。

その時中央広場で正午の鐘が鳴った。

この回の街時計ダンサーは一人きり。



ファッションブティック前ではマジックスタジオの呼び込み。


さて、時間が正午ということは、そろそろお昼ごはんのことを考えなくては。

実は声優のお仕事に入ろうとしていたとき、ちょうど仲良しのスーパーバイザーゴンベさんに声を掛けられたのだった。

中央広場前のデリカテッセンで今日もお仕事してるって言っていたから、お昼はデリカテッセンで買うようかな。



と、その前に・・・。

さっき教えてもらったように、お昼前後が動物病院の穴場時間帯のはず。

動物病院の待ち時間を確認してから、お昼にするか後にするか決めることにしよう。


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