キッザニア X キッザニア キャンドル職人とモンエリ声優

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キッザニア東京の商店街には、花屋、はんこ屋、額縁屋の三軒が並んでいた。

その額縁屋が今月からリニューアルして画材屋となり、額縁ではなくスケッチブックを作れるようになったのだ。

そうそう、このスケッチブック、もし作ったらぜひともキッザニアのキャラクターを捕まえて差し出してみてね。
サインしてくれるんだよ(TDRみたい)。

今回はうちはチャンスが無かったけど、ウルバノとビータとバッチェのサインほし〜い。

ああっと、バッチェは犬だからあんまりサインが上手くないかもしれないんだそうで。



カナとレナが画材屋の席につくかつかないかというときに、男の子が一人やってきた。

「ごめんなさいね。今からだと次の回になっちゃうんだけど・・・30分待ちで、次が最後の募集だから」

ええっ。
そういえばもうそんな時間か。

思わず腕時計を見る。
ぎりぎりで何とか懸案の画材屋に入れてよかったわ。
とはいえ、最後に予定しているパレードダンサー募集締め切り時間までは既に20分程度しか残されていない。

うちの娘たちは年齢的にも高学年なので、画材屋でそんなに時間は掛からないと思うけど、かなり危ない線だわ。



そしてその男の子は並ばなかったが、そのあとさらに二人来て、本日の画材屋は早々に募集終了となった。

さて、画材屋の体験内容であるが、まずは表紙を三色ある中から選ぶ。

カナはオレンジを、レナはブルーを選んだ。

この表紙の紙ってそんなに作るのにお金はかからないと思うから、頻繁にデザインを変えたら画材屋の人気は続くだろうな〜と思うけど、キッザニアさん、あんまり変える気ない?




次に表紙と裏表紙に留めるための紐を通すための穴を開ける。切れ込みはもともと開いているが、へらを使って穴を広げる。

それから通す紐を切る。ものさしで長さを測り、印をつけて、キンピングばさみでちょっきん。切れ目がぎざぎざだとほつれにくいということも、ついでに教わる。




紐を通して丸いシールで固定したら、スケッチブック中身の白い紙の枚数を数えて・・・

留め具のワイヤーも6色あって好きなものを選べる。



表紙、白紙、裏表紙をそろえて整えたら、表紙を裏にめくり、ワイヤーをセットする。
ぐるっと回してCの字型になったらプレス機に差し込んで、ぐぐっとワイヤーをプレス。





私はやきもきしながら腕時計を見ていた。

まるっきり間に合わないならまだしも、ぎりぎりというのが一番困る。

商店街のある通りまで、劇場前から「パレードダンサー募集中でーす」という呼び声が響いてくる。

早く早くー。

いつの間にか呼び声は聞こえなくなった。
時計の針はジャスト20分。

ようやく二人がスケッチブックを作り終えて画材屋を出てきた。

時計の針は既に22分。
もう間に合わないのか?


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