キッザニア X キッザニア キャンドル職人とモンエリ声優

*012*




最近、キッザニア甲子園では待ち時間にお仕事内容のファイルを読ませてくれるところが増えてきたようだが、キッザニア東京でも今回一部のパビリオンでこういうものを見かけた。
画像は歯科医院のもの。
息を切らせて大急ぎで劇場入り口に向かったが、既に看板のパレードダンサーの文字の上には無情にも募集終了と書かれた札が斜めに張り付けられていた。

遅かったか〜。

一応劇場の中をのぞいて一番手前にいたスーパーバイザーにもう入れないか聞いてみる。
まだ仕事は始っていないし、今日の入場者数からしたらきっと定員は割れているだろうから。

しかし、それを聞いたスーパーバイザーはわざわざ劇場外の看板を確かめに行ってくれて(いや、だからそれはもう終了札が出ているんだけど)、「今日はもう締め切られてしまった」と教えてくれた。

この時間帯にここで無理なお願いをしてみるよりも、他がみんな締め切られる前に次の行動をした方がきっといいよね。

私たちは劇場を出た。

そんなわけで当初予定していたキャンドル職人、モンエリ声優、動物病院、画材屋、出版社の新作は全てクリアしたが、ゴンベさんにお誘いいただいたジューススタンドとまやさんにお誘いいただいたパレードダンサーは残念ながらタイミングを合わせることができなかった。



閉園まであと35分。

キッザニアの大半のお仕事は30分前後掛かるので、閉園までに最終回のお仕事を終了させるとなると、どんなに定員割れしているがらがらのお仕事でも、閉園30分前には募集を締め切ることになる。
そして前の回の終わるタイミングに合わせて次の回を始めるわけだから、パビリオンによっては閉園1時間を切ると、混雑如何に関わらず、次々と募集終了札が出始める。

私たちは大通りを劇場から時計回りに回って終了していないお仕事を探した。

今日のように空いていればレンタカーや2階のお仕事など日頃から穴場になっているところは十分今からでも入れると思ったが、どうせなら平日で無いとなかなかできないようなところがいい。

ピザショップは終了。意外にもインテリアプランナーも既に終了。建設現場はまだ募集していたが、子供たちは気分じゃないと断った。
警備員、終了。裁判所、終了。警察署、終了。
これまた意外にもレンタカー以外のカーエリアのお仕事も全て終了していた。

意外と見つからないものだなぁ。
平日で空いている分、キッザニア側もがつがつしないで早めに終了札を出しているのかなぁ。

上の画像のお仕事の説明ファイルの中も見てみよう。
お仕事の説明が判り易くキャラクターの絵入りで載っている。



ところが探せばあるある。

諦めかけたとき、意外な場所で終了札が掛かっていないのを見つけた。

いつも人気の空港パビリオン。

キャビンアテンダントは終了していたが、パイロットが募集中だ。

単に掛けるのを忘れているだけなんじゃないかとスーパーバイザーに聞いてみた。
「まだ入れますよ」
どうするカナ、レナ。
「・・・やる」
ことの展開をよく理解しないまま二人はベンチに向かった。

と、ちょうどその時凄い勢いで数人の男の子が飛び込んできた。
「パイロットやります」
「やりたいです」
「ごめんなさい、あと一人だけなの」
男の子は決断が早かった。
みんなでできないならと断るかと思ったら、あっという間にジャンケンポン。
勝った男の子が「やったぁ!」と腕を突き上げてレナの後ろに並んだ。
ほんの数秒の間にパイロットにも終了札が下げられた。



ところで同じ空港パビリオンのキャビンアテンダントのことだけど、開園した直後の初回はいきなりお仕事で、2回目から並んだ子たちは最初に前の回のお客さん役をやり、そのあとお仕事するという流れになっている。

ということは、最終回のお客さん役は誰がやるんだと思う?

以前、ごりるさんから三男のシェイミくんが閉園前に通りかかったら「飛行機のお客さんやりませんか?」とスカウトされて体験したことがあると伺ったが、スカウトの他に、自分から希望してお客さんをやることもできると今回知った。

この日も既にキャビンアテンダントは終了札が下がっていたが、二人組の女の子が来てお客さんをやりたいと申し出て、お客さん札をもらい並んで待っていた。

というわけで、閉園30分前ごろに、もうどこのパビリオンにも入れなくなったら、空港に来て「飛行機のお客さんをやりたい」と希望してみるのも手だね。
お客さん役募集の件は、看板などにも張り出されないので知らない人は知らないと思う。
残念ながらお給料もお仕事カードも無しだけどね。

ついにキャビンアテンダントだけでなくパイロットも終了札が



閉園30分前。

2階の様子は見に行っていないが、既に新聞社やトラベルセンターも閉め切られている中、デザイン教室やビルクライミングはまだ募集していた。



カナたちの最終回パイロットチームが飛行機の中に入ったのは2時40分。

飛行機パビリオンは保護者は入れないが、以前よりモニターの映りがよくなっているし、角度を変えて映してくれるので細部までよく判る。




上下のモニターの両方(上は奥の方にちらりと)にパイロットが映っている。

カナもレナも今日はレベル3(最高難度)に挑戦すると言っていた。




音楽が聞こえてきたので振り返ると、スィープパレードのダンサーたちがやってくるのが見えた。

先頭はまやさん。頑張って行ったけど、募集に間に合わなくてごめんなさい。




カナのモニター、ぐぐっと飛行機が降下していく様子がわかる?

滑走路が見えてきた。



ああっと、そろそろ時間切れ。
パイロットのではなく、キッザニアの。

今日は大急ぎで帰らなくちゃ。
小学校は休みだけど、受験生の塾は休みじゃない。
閉園後は特急で帰宅しないと間に合わない。

・・・なのに、こんな時に限って最後のパイロットで撮影したプロカメラマンの写真がなかなかできあがらない。

まだ届かないんですか〜。プリントアウトは〜?
担当のスーパーバイザーに泣きつく。
なんかキッザニア甲子園最終日を思い出すなぁ。




上の画像は動物病院の獣医師と動物看護士の、下の画像はスケッチブック作り体験と2009年版キャンドル職人のお仕事カード
慌てて写真担当のバイザーは奥にとんでいき、じりじりと待っているとやがて大急ぎで新たな写真の束を持ってきた。

しかーし、その中にカナとレナの写真だけが無い。

「あと一枚プリント中なんですよ。それなのかな。もう一度見に行ってきます」

はやくーはやくーお願いー。
腕時計を見ながらやきもき。

「できあがりましたー」

し、しかし・・・写真の写りが非常にいまいち。

今日は既にキャンドル職人とモンエリ声優の写真を購入してるし、せっかく持ってきてもらったけど、これはごめんなさいっ。



というところで今回のレポートは完結。
受験生はなかなかキッザニアには行かれないけど、その辛抱もあと半年強だもんね。

それじゃまた。


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