キッザニア X キッザニア キャンドル職人とモンエリ声優

*10*




中央広場のエコボックスにて
画材屋の所要時間は看板では30分となっている。

しかし、今日見てきたところでは、とても30分も掛からず次々と回転しているような気がする。
おまけに次の回は結構高学年とおぼしい女の子二人組だし、早めに作り終えるのは間違いないと思われる。

ということは、今からまるまるひと組分ベンチに座って待つのはなんだが、普通に30分前後掛かるお仕事を入れてしまうとまたもやタイミングを外す可能性が大きい。

「お仕事じゃなくて、すぐに終わることをした方がいいかもな・・・例えば銀行に行って入金するとか、デパートでショッピングするとか・・・」
「デパート行く!」

このところキッザニアデパートでのお買い物にはまっているカナが即答した。
ああはい、ではデパートに行く前に、まず山ほど持ってきたペットボトルのキャップをエコボックスに入れてから行動することにしようか。



なまじキャップの量が多いので、エコボックスの小さな口から入れるのに難儀する。

と、そこへ登場したのはスーパーバイザーのまやさん。

入れやすいようにエコボックスの上部の蓋を、思い切りよくがぱっと開けてくれた。
「ありがとうございますー」

ざらざらざらーっと流しいれるようにペットボトルのキャップを全部入れ、完了。
やっと荷物が少なくなった。

去り際にまやさんは、パレードのお仕事を担当しているから良かったらおいでね、と誘ってくれた。

パレードダンサーの募集は2時20分。
よーし、なんとか調整しよう。



その後はデパートへ。

ちょうど取材に来た新聞記者の女の子にインタビューされる。

楽しそうに答える二人。

なお、このときデパート店員のお仕事をしていたのは男の子で、男の子の衣裳ってブレザーだけじゃなくて、ワイシャツとネクタイまでついてたのねとびっくりした。
なかなかかっこいいぞ。

もうひとつ気づいたこと。
デパート隣のクレジットカードセンター。
営業時間が閉園15分前に戻っていた。
一時期は閉園時間まで営業していたのに。
ちなみに銀行の方は今も閉園時間ぎりぎりまで営業している。




フルーツの根付(100キッゾ)を買おうか悩むレナ。

こちらはキッザニアのロゴ入りの鉛筆二本セット(100キッゾ)。ロゴだけじゃなくキャラクターの絵をつければ絶対もっと売れるのに〜(だって買うのは子供だ)。



10分ぐらい経ったところで私は焦り出した。
いいかげんデパートを出ておいでよ。
ペットボトルキャップを入れた時点で時間が過ぎているのだし、もうそろそろ画材屋の様子を見に行かないと・・・。

デパート入り口で手招きする私に気づいてカナが寄ってきたが、レナはまだ買うものを決めかねていてなかなか出てこない。

「早く行くよっ」
結局何も買わないまま、カナはレナの手を引いてデパートから連れ出した。

ところが、急いで画材屋に行くと、またちょうど前の回の子供たちが席を立つ所で、既に待っていた子が一人いてその子が座ってしまった。

・・・このパターン、今日、三度目。

なんてタイミングが悪い。

ジューススタンドも前の回が入ったばかりでまだ終わりそうにない。
もう、どうしよう・・・。




ファッションデザイナーは5分待ちだった
どうしても画材屋をやりたいカナは、もうまるまる一回分待ってもいいからとベンチに座ろうとした。

でも今入った子は、さっきの子たちと違ってかなり年齢が低い。
予想以上に長く待たされる可能性も高い。

このまま並ぶか、もう一度チャンスを待つか・・・。

「やっぱりもうひとつお仕事をしてからもう一度画材屋に来よう」
私は提案した。

レナが中央広場向かいのファッションブティックを指さす。
「まだ二人しか並んでないよ。デザイナーやろうよ」

カナは先日キッザニア甲子園でデザイナーを体験したが、レナはしばらくやってない。
ブティックをのぞき込むと、ちょうど前の回の女の子たちが終わったパーツをトルソーから取り外しているところ。
まもなく次の回が始まりそうだ。

カナはちょっとしぶしぶだったがレナと一緒にデザイナーに並んだ。

これで泣いても笑っても30分強の拘束は決定。
その後、うまく画材屋のタイミングに合うといいんだけど。




カナのカバンの中からはお気に入りのぬいぐるみ、うぇぶぐるみジュエルペットのトルマリンとガーネットが出てきた。

今回のメンバーは5人だった。カナのトルソーはピンク、レナのトルソーは水色に決まった




飾ってある本物の衣装・・は、実際にリカちゃん人形のお洋服として売られているもの。

ほら、この服、左の画像の服とおそろいでしょ?



説明を受けた後、それぞれの無地ワンピースに襟、袖、ポケット、ベルトなどのパーツを選んで付けていく。

前回体験した時は、パーツは本当に早い者勝ちで、レナなどもたもたしているうちにほしかったものが全部取られてしまい半べそだったが、今回はまず全員でほしいパーツを指さし、だぶったらそこで誰かが遠慮するなどの方法がとられていた。




二人とも襟やポケットを水色の柄もので揃えたところまでは無難だったが・・・

カナはその胸元のリボンがちと惜しいような。レナはそのベルト、マジでそれでいいわけ?



楽しくデザイナーの仕事を終えて、今度こそ三度目、いやいや四度目の正直と画材屋に駆けつけると・・・


今度こそ今度こそ、5分待ち。


本日最後のターゲット。
ようやく画材屋が体験できる!


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