*08*
さて、デザイン教室はお仕事ではなく体験なので、キッゾを払うことになる。 ひとつ体験するごとに5キッゾだ。 内容は、シール作り、壁画、イーゼル画の三種類。 担当するスーパーバイザーを何人配置できるかによって、受付時間が異なっている(日によって違うことがある)。 この中で、乾かして完成してから取りに来るイーゼル画が一番早く終了し、人気が高いシール作りは最後まで受け付けていることが多い。 そして今回はクリスマスバージョンということで、シールの絵柄がクリスマスの絵になっている。 見本が入口のボードに貼られているが、実際にはプレゼントを手にしたビータの絵柄以外は違ったようだ。 クリスマスバージョンのウルバノは頭にパーティー用の三角帽をかぶっていて、バッチェはトナカイの角をつけていた。 |
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カナはビータの絵柄を選び、レナとT君はウルバノを選んでいた。 せっせと色をぬって、完成したらスーパーバイザーがプリンターを使ってシールにしてくれる。 |
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そろそろお腹がすいてきた。 T君のママと顔を見合せる。 「次あたり、食べ物関係をやってもらうか・・・」 しかし、T君がやりたいと言っていたというピザショップを見に行くと、三列のベンチは全て埋まって、さらに座りきれない子供たちが何人も立って待っていた。 こりゃ期待薄だ。 そうしているうちに3人はシールを作り終えてデザイン教室から出てきた。 満足した表情だ。 |
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カナとレナはトラベルセンター15分待ちに並ぶことにした。 T君は35分待ちのボトリング工場に並んだようだ。 |
「そろそろ食べ物関係をやるといいと思うんだけど、今見てきたら、ピザはすごく混んでいたよ」 そう伝えて、デザイン教室の隣のハンバーガーショップならピザよりは空いていそうだとアドバイスしたが、3人はピザの方がやりたいと大通りを歩き始めた。 デザイン教室からハンバーガーショップは近いが、ピザショップは対角線上になる。 とにかく遠い。 だらだら歩くとどんどん時間が過ぎそうで、早足、早足とせきたて、やはり混雑している料理スタジオ、お菓子工場、パン工場などを尻目に、ようやくピザショップに着いた。 ちなみに以前は結構穴場っぽかった料理スタジオも、メニューがオムレツになってからは人気が上がり、2回先まで並んでいることもあるようになってきた。 ピザショップで待ち時間を聞いてみると、1時間以上。 あきらめた子供たちは今度はハンバーガーショップへ移動した。 うーん、これだけでちょうど大通り一周だよ。 ちょっとばかし効率が悪い。 いやいや、子供の意思優先だからそんなことを言っちゃあいけなかった。 デザイン教室隣のハンバーガーショップへ戻ってみると、こちらもさっき見た時よりは待つ子供が増えていて、聞いてみると50分待ち。 それほどピザと変わらない事態になっていた。 どうしよう・・・。 ここでT君一家とは別れ、次の仕事は別々に探すことにした。 カナたちは空いているパビリオンを求めて脇道に入り、誰も並んでいなかったトラベルセンターが15分待ちと聞き、ここを次のお仕事に定めた。 |
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トラベルセンターを待っている間に、時計は5時を指した。 毎時間00分、中央広場2階のバルコニーで街時計のパフォーマンスが行われる。 今日はクリスマスバージョンで、音楽はキッザニアフォーエバーではなくジングルベル。 衣装もいつもの鼓笛隊風ではなく、グリーンサンタと同じような緑のサンタ服。 といっても、帽子はたぶん同じだと思うけど、服はこちらはケープ型。 とても可愛いのでチャンスがあったらうちの子たちにもやってほしいなと思ったけど、やはりみんな考えることは同じで、最終回までいつもより混んでいて入れなかった。 まあグリーンサンタでサンタユニフォームはもう着たのだから、あまり贅沢は言っちゃいけない。 |
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7時11分にトラベルセンターに戻ると、もうカナたちはお仕事を開始していた。 ニュージーランドはどこ? 初めてじゃないから、もうすぐに分るよね。 |
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ニュージーランドの国についていろいろお勉強した後は、パソコンに向かってツアーのプランを組む。 旅行好きの私は、いつもこのお仕事も面白いと思うんだよねー。 さて、今の時間は7時半。 子供たちがこの仕事を終えるころにはもっと過ぎているだろう。 閉園は9時だから、残された時間は1時間半未満。 既に今の段階で人気のお仕事は募集を終了しだしているだろうから、下手な回りかたをしたら、あと一つしか仕事ができないかもしれない。 次のお仕事選びはなかなか重要だぞ。 |
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キッザニア東京体験レポ グリーンサンタのクリスマス9へ続く
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