*09*
今日はグリーンサンタ見習い、印刷工房、ビジネススクール、デザイン教室(シール作り)と期間限定でクリスマスバージョンになるお仕事を沢山体験できたが、この他に、観光バス、商店街の花屋、新聞社、ソフトクリームショップ、テレビ局、宅配センター、ビューティーサロン、フォトスタジオ、街時計、幼稚園、ラジオ局、理容店などもクリスマスバージョンになっている。 こちらの画像はソフトクリームショップ。 クリスマスバージョンのソフトは、トッピングがカラフルなアラザン。 一方、カナとレナはどうしただろうか。 トラベルセンターが終わる前に一回りして見てきた感じでは、ちょうど建設現場、住宅建築現場(インテリアプランナー)辺りの、中堅どころよりはちょっと人気が落ちるパビリオンがこの時間帯に穴場になっているっぽかった。 その一方で、カナたちが終わる前から、次にトラベルセンターに並ぶ子たちにスーパーバイザーは「最後のお仕事になる」と伝えていた。 トラベルセンターで次回がもう最後のお仕事ー!? えっ、マジで? ちょっと早くないかー? それってもしかして、今日が混んでいることを前提に言っている? 普段ならまだこのあと何か見つけられるかもしれないけど、今日ぐらい混んでいると、8時過ぎに放出されてももうどこもいっぱいだってこと? 焦るよ、そんなセリフを聞かされると。 |
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建設現場に到着したカナとレナ。 |
クラゲ帽子を顔からかぶって、ごりるさんちのシェイミ君の真似〜。 |
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トラベルセンターを出た二人は建設現場に来た。 建設現場の定員は10名。 既に6人並んでいる。 カナとレナが並んで8人。 そのあともすぐに来て、あっという間に10人揃った。 11人目に来た子には、スーパーバイザーは今からだと40分ぐらいの待ち時間になるけれど、もうこれが最後の募集になるだろうと伝えた。 さて、建設現場のお仕事内容は三種類あり、クレーン操作2名、床下空調2名、壁のパネル張り6名となっていて、一番人気はクレーンだ。 まず希望を募った。 床下空調に3人が、クレーンに7人が手を挙げた。 はてさて、どう決める? |
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協力してユニフォームを着る姉妹 |
クレーンの操作はこの機械で行う |
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グリーンサンタ見習いをはじめ、主なお仕事は募集終了札が下がりはじめた |
カナもレナもクレーン希望。 ちなみに二人とも壁のパネル張りは体験済みだ。 今度こそ念願のクレーンをやりたいと思っている。 私は希望を募る前に言った。 「クレーンがやりたいなら、ちゃんと自己主張しなさい」 しかし、結果はクレーンは定員より5人多い7人。 スーパーバイザーは7人を集めてカードを引かせることにした。 そこでカナとレナが何かこそこそと話し合った。 カナが何か言って、レナが抵抗している。 やがて二人は手をあげて、自主的にクレーンの希望者から抜けた。 「ど、どうして?」と言う私に、「だってしょうがないじゃん」と半泣きのレナ。 推測すると、カナが抜けることを強要したのだと思う。 カナは、自分がくじに負けて、レナだけがクレーンになる可能性を許せず、そのくらいなら二人して抜けた方がマシだと判断したようだ。 カナはそれでいいかもしれないけど、レナは勝っても負けてもくじを引きたかったんじゃないの? |
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レンタカー受付のあるカーエリア。 左側に見えるのが、カーモデラーとカーデザイナーのテーブル。 中央奥が運転免許試験場だ。 |
二人が決めたことだからそれ以上文句を言うのは控えた。 妹の立場は辛いように見えるが、妹はその分、しばしば姉を利用して巧く使っているのだから、これはどっちもどっちだと思う母だ。 カナとレナを含む6人は階段を上って2階の現場に移動し、着々とパネルを張る作業を始めた。 始めてみれば楽しそうな二人。 キッザニアのパビリオンではお仕事の前などに英語を教えてくれたりするが、ここは作業を終えた後で、パネルの数を英語で数えたり、市松模様を英語でチェックと教えたりしていた。 さて、この分だと建設現場の仕事が終わるのは8時半少し前。せいぜい8時20分過ぎというところ。 普通に考えたら、もうどこのパビリオンも募集終了だ。 だって閉園は9時だけど、お仕事自体が30分前後かかるから、最終のお仕事開始が8時半より早くなる。 そして今日のように混んでいる週末は、8時を回った時点で大半の人気パビリオンに終了札が掛かるのだ。 だからせいぜいレンタカーかなぁと思っていた。 でも先週末にキッザニアに来たごりるさんの話によると、週末はレンタカーの終了時間もずいぶん早かったそうだ。 ハラハラしてきた。 |
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子供たちが建設現場の作業中に、ひとつずつチェックしてみよう。 7時22分の段階ではんこ屋は終了していた。まあここは、はんこを削る作業があるので早めに終了する。 このときはまだ消防署やお菓子工場は募集していた。 7時31分には消防署に募集終了札が下がっていた。 以降、8時前にはお菓子工場、警察署、パイロットとキャビンアテンダント、ガソリンスタンド、カーライフサポートセンター、ハンバーガーショップ、ボトリング工場、食品開発センター、パン工場、宅配センター、ガードマンなどが既に終了していた。 8時ちょうどには目の前で電力会社の看板が、募集終了の向きにひっくり返されたのを見た。 カナたちが建設現場に入った段階では、定員割れで作業していた隣の住宅建築現場もいつの間にか最終回の定員が埋まっていた。 カーエリアのカーモデラーとカーデザイナーも終了札が出た。 8時20分募集のパレードもいっぱいだ。 カナたちはできれば今日の締めくくりはパレードダンサーにしたいと言っていたけどもう無理だ。 流石にもう見つからないか。 しかもカナたちが終わるまでにまだあと数分かかりそうだし・・・あきらめかけた時、私は意外なところで空きを見つけた。 |
2階の病院パビリオンにも終了札が |
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私が見つけたのは裁判所だった。 裁判所は確かにそれほど人気がない。 しかし、混んでいる日はそれなりに人数が集まるし、何より体験時間が少し長めなので、ビジネススクールと並んで意外にいつも募集終了時間が早いのだ。 具体的にはいつも8時10分ごろに終了札が下がることが多い。 それが、8時15分を回った今も、まだ札が出ていない。 珍しいこともあるものだ。 前の回が予想より長引いたのか、終了札を出すには微妙なタイミングだったのか。 とにかく今行われている裁判の次の回もまだ実施するということだ。 並んでいる人数を数えると、4人ほど。 確か裁判所の最大定員は9人だったはず。 といっても、まだカナとレナの仕事は終わっていない。 この時間、1分ごとに失業者は増えるのだから、二人が終わるまで定員が埋まらないという保証はまったく無い。 しかもこうして裁判所を見ている私の目の前で、他所のお母さんが携帯を取り出して電話し始めた。 「うん、そう、今裁判所の前にいるの。入れそうよ。すぐに来られる?」 うひゃ〜、ライバルいっぱい。 間に合うかな〜。 焦りまくりながら裁判所のすぐ隣の建設現場に戻って時計を見る。 もうすぐ終わりそう。 でも早々に仕事を終えた壁パネルチームと異なり、床下空調やクレーンがなかなか終わらない。 ああ〜やきもきする。 祈りが通じたのか、いやいや私が焦っているのを見たからなのだが、カナとレナは珍しくメンバーの中で一番早くお給料をもらって出てきた。 「早く早く! 裁判所ならまだ入れるかも」 「パレードは?」 「パレードはもう募集が終わってた」 逡巡する間もなく、カナはレナを連れて裁判所へ急いだ。 建設現場と裁判所が隣同士で近かったのも幸い。 カナは迷わずスーパーバイザーに聞きに行き、「あと二人なら入れるって!」と振り返ってよこした。 |
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またもや最後の枠だった。 今日はこのパターンが多い。とってもツイてる。 カナとレナがやりますと主張して首に札を下げてもらうと、裁判所の看板にも募集終了の札が下げられた。 危機一髪! |
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キッザニア東京体験レポ グリーンサンタのクリスマス10へ続く
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