*07*
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5時23分からビジネススクールのお仕事はスタートした。 本当に、T君がクリスマスカードをもらってすぐのことだった。 ビジネススクールのお仕事はヒット商品の開発。 過去にキッザニアデパートで売られていたエコ定規や、現在も売られているスーパーレインボーECOえんぴつなどが代表格。 今回は「キッザニアデパートで大ヒットする素敵なクリスマスグッズ」の開発ということで、早速メンバーは、市場調査のためデパートへ向かった。 右の画像はビジネススクール近くの渡り廊下からサンタハウスを見下ろしたところ。 |
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いつになく市場調査は長かった。 お友達と一緒だから楽しくて長引いたのかも。 3人はあれやこれやチェックして、笑いあいながら和気あいあいとメモを取っていた。 |
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 何か気になる商品はあった？ |
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 噂のNARUMI製エコカップが目立つ所にディスプレイされてる |
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一通り調査が終わると、また連れだって2階のビジネススクールパビリオンに戻る。 私はこのとき真っ直ぐ2階に戻らず、ちょっとデザイン教室をチェックしに行ってきた。 たぶんビジネススクールの後は、今度こそカナの希望通りデザイン教室に行くことになるだろうから。 デザイン教室は空いていた。 シールつくりのテーブルがまるまるひとつ余っている。 まあタイミングにも寄るけれど、そんなに待たずに体験できそうだ。 よっしゃ〜。 |
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 スポーツクラブが呼び込みしていた。 1階の食品大通りは混雑しているのに、空いているパビリオン定員割れ。 今日はグリーンサンタが思いのほか混んでいないと思ったら、遠方参加が多かったようだ。 「キッザニア初めて」とか「最初で最後かも」という人たちは、やはり期間限定より定番人気を、空いている興味のないパビリオンより、混んでいても絶対やりたいパビリオンに流れる。 冬休みあたりは、もっとこの傾向が顕著になると思うよ。 |
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さて、ビジネススクールに戻ったメンバーは商品の絞り込みに入った。 候補に挙がったのは、消しゴム(70キッゾ)3票、ハンカチ(50キッゾ)2票、ハートのマグカップ(200キッゾ)1票の三種類。 その中からどうやって選んだのかというと・・・ 「じゃんけんしたんだよ、消しゴム希望代表と、ハンカチ希望代表で」 この時点で一人しか押していなかったハートのマグカップは落ちたらしい。 しかしなんでジャンケン？ 民主的に多数決じゃないの？ 「3人と2人ならほとんど変わらないからだって」 うーん、それってちょっと疑問だな。 とにかくジャンケンに負けた消しゴム派は、最多数であったにも関わらず最終選考に残ることができなかった。 そしてハンカチに決定した後は、柄や形、包装などについて具体的にディスカッションする。 |
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最終的に決定した商品はこうだった。 キッザニアキャラがサンタの格好をした柄で、形は赤や白で靴下型、緑のツリー型、プレゼント型などのケースに入っている。 値段は100キッゾ。 名称は「キッザニアクリスマスプレゼントボックスハンカチ」。 うわぁ、なんだかほしくなっちゃいそう。 |
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楽しくビジネススクールを終えて、3人は6時15分にデザイン教室にやってきた。 最初はシール作るよりイーゼル画がやりたいと言っていたT君も、いつの間にかカナレナと一緒にシール作りをすることに変えたようだ。 さっき私がチェックしていた時よりは混んでいて、二つ目のテーブルにも一人二人座っていたが、カナたちは来てすぐに中に案内された。 印刷工房に続いて待ち時間ゼロだった。 |
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