*06*
速攻で食事を終えて、7時36分。 かねてよりカナが希望していた出版社へ。 出版社の定員は10名。 並んでいたのは6名。 待ち時間を聞いてみると、またもや25分。 「どうする、カナ」 「待つ」 えーと、現在閉園まで約1時間半。 待ち時間少なめのお仕事をチョイスしたら、たぶん余裕であと二つ。 待ち時間30分弱の出版社をチョイスしたら、たぶんぎりぎりであと二つ。 なんだ、どっちにしろあと二つなら、やりたいものをやるべし。 カナとレナが並んですぐに10人の定員は埋まってしまった。 そしてその後もちらほらと並ぶ子供たち。 カナたちの次の回が最終募集となるだろう。 |
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待っている間に見本を見ながら作品を選ぶ。 作品は、ワンピース、チョコミミ、株式会社ラブコットンの三つ。 新作のラブコットン目当てで来た二人だが、四コマのチョコミミと違い、本格的な少女マンガであるラブコットンに恐れをなしたレナは、「やっぱりチョコミミにする」と言い出した。 カナは初志貫徹、ラブコットンを選んだ。 右の画像はチョコミミの見本の1頁。 子供のための見本にしては、子供には解らないネタのような気が・・・。 |
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チョコミミの原画が |
お仕事開始 |
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出版社は定員10名と言っても、実質6人プラス4人だ。 通路をはさんで両側に部屋があり、大きい方は6人用、小さい方は4人用となっている。 カナとレナは4人用の小部屋の方だった。 はっと時計を見ると、もう閉園まで1時間を切っている。 他のパビリオンの締め切り状況をチェックしてこよう。 お菓子工場、ボトリング、飛行機関係、ピザ、ハンバーガー、消防署などの人気どころは当然全て募集を終了していた。 人気どころだけでなく、インテリアプランナー、電力会社、料理スタジオ、カメラスタジオなどの中堅どころ、ビジネススクール、幼稚園、裁判所と言った不人気どころも全て閉め切られていた。 といってもビジネススクールの最終回は一人しか体験者がいないもよう。 それでいいのかなぁ。最後なんだからもうちょっと誰か来るのを待った方がみんなハッピーなんじゃないかな。 |
歯科医院の終了札。磨いた歯がカワイイ。 |
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トラベルセンターやラジオ局はまだ終了札は下がっていなかったものの、並んでいる子供たちの人数を数えたらほとんどいっぱいいっぱいだった。 さすがに理容店だけはOPEN札が下がっていたが、この他に入れそうなところと言えば、スポーツクラブ、カーエリアのカーデザイナー、カーモデラー、レンタカーぐらい。 楽屋前ではパレードダンサーの呼び込みがかかっている。 意外にもタイミングの関係か、8時13分までファッションデザイナーが閉め切られていなかったが、こちらも見ている前で最後の一人が決まり、終了札が出た。 |
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終了札の下がったビジネススクール |
しかし体験者は一人だけ? |
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戻ってみるとカナたちはもう原稿をほぼ書き終えて、スクリーントーンを貼っていた。 6人部屋と4人部屋は開始は同時だが、終了はその部屋の全員が作り終えたときに終わる。 だからずれが出ることもある。 この回は6人部屋は早々に終わったのに、4人部屋の一人がなかなか原稿を書き終えず、ずいぶん手間取っていた。 出版社のお仕事は、一部の抜けたマンガ原稿を自由に描き足し、完成させること。 セリフなどがどうしても思いつかない子供は、見本とほとんど同じようなものを作ることもある。 カナやレナもまだ見本とまるっきり違う落ちを書けたことがない。 ようやく出版社のお仕事が終わって、キッゾを受け取り、二人が出てきたのは8時28分。 閉園までわずか32分。 果たして・・・ |
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