*05*
カナたちがマジックスタジオから出てくると同時に、ちび姫ちゃんがマジックスタジオに入っていった。 ちょうど入れ違いだった。 yuko_nekoさんもいて、聞くと、警察官の後は裁判所(なんと被告)、その後幼稚園の先生、そしてマジックスタジオに来たらしい。 どこも待ち時間はほとんど無しかとても短かったということで、凄く効率よく回っているようだ。 カナたちがこれで二つ目が終わったところだというのに、ちび姫ちゃんは四つ目に入るところ・・・まるまる一つ分以上の差がついている。 今回も前回に続き、うちはタイミングを外してばかり。 とにかく挽回するためにも急がなくては。 二人はもう一度カーエリアに行き、もう一度カーエリア全体の列に並び、もう一度カーディーラーの待ち時間を聞いたが、今回もまたまたさっきと同じ30分。 ・・・もう嫌になる。 ちなみにこの頃ごりるさんはソフトクリームショップの前にいた。 また、噴水の前ではビータがラジオ局の看板を手に呼び込みをしていた。 ビータに誘われたら思わず行っちゃう子もいるに違いない。 |
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私たちはあてもなく歩いて、クイズラリーの質問を見つけた。 早速スタンプを押す。 ちなみにクイズラリーのスタンプは全部で5つなのだが、場所のヒントを言うと、1階に4つ、2階に1つ設置されている。 1階の4つは、そのうち3つが大通り沿いにある。 クイズは引っかけに注意すればヒントもあるので全問正解できると思うが、とにかくクイズの設置場所が目立たない。 私たちも今回、最後の一つがどうしても見つからなかった。 |
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あちこち歩いて、ようやく幼稚園を見つけた。 ・・・さっきちび姫ちゃんはマジシャンの前に幼稚園の先生をしたって言っていなかったっけ。 なんか同じ様なところをチョイスしている。 幼稚園は15分待ち。 あまり効率よいとは言えないけど、悪いとも言えない。 これまたビミョーなせん。 今日は夏休み並に、混んでいるところはさらに混んで、空いているところはがらがら定員割れしている傾向があった。 スポーツクラブなんてだいたい体験者2〜3人でやっていることが多かった。 でもこれらも始まるタイミングに合わせて行かないと、やっぱり待ち時間が長くなるから。 |
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カナとレナが幼稚園の先生の仕事に入ったのは6時32分。 幼稚園は6歳以上は先生になり、6歳未満は園児をやることに決まっている。 入る時、カナにお腹が空いたから照り焼きバーガーとポテト買っておいてと頼まれた。 二人が幼稚園に入るときにちょっと残念なことがあった。 カナとレナは一番札で並んでいたが、そのすぐ後に来た姉妹がいて、お姉ちゃんは先生、小さい妹は園児希望で並んでいた(園児はいつでも入れるが、お姉ちゃんと一緒にやりたかったみたい)。 しかし、時間が来て、お仕事が始まるときに、お母さんは席を外してしまっていた。 幼稚園の先生は保護者がいなくてもできるが、園児は保護者が園の前で出てくるまで待っていなくてはならないという決まりがある。 だからその姉妹はせっかく待っていたのに幼稚園に入ることができなかった。 そしてその姉妹のお姉さんの分は欠員のままスタートし、ほとんど始まるか始まらないかというときに、もう一人希望者が現れたが間に合わず、次の回の札を渡されていた。 いろいろな意味で残念だ。 するとそこへ末っ子くんを連れたごりるさん登場。 「今、幼稚園に入ると、カナちゃんとレナちゃんが先生をしてくれるよ」という甘い(?)ささやきに末っ子くん、肯いて幼稚園に入っていった。 待っているごりるさんには首から下げる「保護者札」が渡された。 この札を下げている間は、ごりるさんは大きいお兄ちゃんや真ん中のお兄ちゃんの様子を見に行くこともできなくなる。 |
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カナは「カナ〜、カナ〜」と呼ばれて、振り返ると末っ子くんがいたのでビックリしたみたいだ。 私はその間に1階のモスバーガーに照り焼きバーガーを買いに行く。 戻ってきてふと気づいた。 「そうだ、ごりるさん、もしかして末っ子くん、もう何回も幼稚園に園児として入ったことがある?」 「そうだけど・・・」ごりるさん、怪訝そうな顔。 「いや、あのね、もしかして園児のお仕事カード、沢山持っていないかと思って」 カナとレナはキッザニアのお仕事をほぼ制覇したが、どう転んでも絶対に手に入らないカードがある。 それが「幼稚園児のお仕事カード」 園児ができるのは6歳未満だから、キッザニア東京ができたときに既に6歳以上だったうちの娘たちには、幼稚園児カードは密かなレアカードになっていた。 「いいよ、どうぞ」 やったー。 幼稚園児のお仕事カード、ゲットだ〜。 サンキュ、ごりるさ〜ん。 |
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カナとレナ、幼稚園の先生お仕事中 |
園児の制服を着た末っ子くん |
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ごりるさんと幼稚園前にいたが、ごりるさんが携帯電話で誰かと話している。 終わった後、私を見て説明してくれた。 電話の相手は大きいお兄ちゃん。 内容は、今、裁判所で並んでいるが、あと2人揃えば始められるから誰か連れてきてほしいという話だった。 裁判所は定員9人だが、最少人数も決められていて、5人集まらないと始められない。前の回が終わっても、とにかく5人集まるまでは待たなくてはならないのだ。 といっても、今はまだ前の回が行われている最中で、これが終わる前に5人集めたいということらしい。 「えーと・・・カナとレナが終わるまでまだ少し掛かるけど・・」 「末っ子を連れて行くから」 ああそうか、園児は先生と違っていつでも入退場OKだものね・・・って、え〜っ、末っ子くん、裁判所できるのー!? キッザニア東京に数あるパビリオンの中でも裁判所はかなり難しいたぐいだ。 字を読まなきゃいけないだけじゃなく、自分の意見もまとめて言わなくちゃいけない。 大丈夫かなー? 末っ子くん。 |
幼稚園の壁に取り付けられた木の模様。ぺたぺたとくっつけられるようになっている。 これって季節毎に変えているんだって。 ごりるさんが教えてくれた。 |
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末っ子くんは園児が楽しかったのか、ごりるさんが呼んでもなかなか出てこなかったが、ようやく出口まで戻ってきた。 そして、ごりるさんは出てきた末っ子くんを連れて、裁判所へ向かった。 カナとレナが先生の仕事を終えたのは、それから5分ぐらいしてから。 私は二人に照り焼きバーガーを渡して言った。 「速攻で食べて、間に合えば待ち時間無しで次に裁判所に入れる」 末っ子くんが裁判所に行ってもまだあと1人足りない。 それにまだ前の回も終わっていないはず。 間に合えばそこに一緒に入れる。 私は二人をせかして急いで食べさせた。 |
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子供たちが食べている途中でごりるさんに様子を聞きに行くと、もう最少人数の5人はおろか、既に7人まで揃っているらしい。 それに今、前の回が終わったらしい。 ぎゃ〜、間に合わないじゃない。 「まだトイレに行ってる子がいるから、今のうちなら」 私は益々子供たちをせかした。 食べきれなかった分は後で食べるとして包んで鞄に入れた。 そして大急ぎで裁判所の前に来ると・・・ たった今、子供たちが警察署の奥の裁判所に入っていくところだった。 ま、間に合わなかったか〜。 するとごりるさん、振り返ったスーパーバイザーにアピールした。 「すいませーん、まだあと2人、入れますよね」 ごりるさん、ありがとう。 無事カナとレナは裁判所に入れた。 さあ、大きいお兄ちゃんと末っ子くんと一緒の裁判・・・どんな風になるのかな? |
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キッザニア体験レポ 2周年記念キッザニア6へ続く
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