キッザニア X キッザニア 期間限定「星空ナビゲーター」

*01*




デパートを出て、パレードの列に並んだ。
13番札と14番札だったかな。
時間は8時9分。
少し星空ナビゲーターに話を戻す。
というのはこれを書いている現在、星空ナビゲーターも最終日で、その後もいろいろあったようだからだ。

まず予想されたことだが週末に掛けて待ち時間が長くなった。
これは、私はキッザニア入場前の列と同じで、早くから並ぶことを否定しようとはまったく思わない。
星空ナビゲーターは我が家自身が「絶対やりたい」と思ってのぞんだわけで、同様に思う他の家族の気持ちがとてもよく判る。

早くから並ぶには多くのことを犠牲にしなくてはならない。
それと引き替えても、並ぶのは個々の自由だと思う。
入場前だって何が何でも5時間のうちでお菓子工場を入れた上で効率よく回ろうと思ったら我が家も並ぶさ。
いかに多くの人がやりたがっている(ライバルになっている)か事前に知ることができれば、並ぶ覚悟もできると思う。

私のキッザニア攻略頁にも明記しているが、私のスタンスはそういうこと。
これからの予測をするつもりはないが、自分の過去のデータは流すのであとは各自でいろいろなことを天秤に掛けて選んでほしいと。

私の頁を見ていなくても、知人友人から昨日はこうだったと流れてくる場合もあるし、だいいち当日スーパーバイザーに聞けばここ数日の傾向は判る。
対策は誰でも立てられるのだ。

今回は特に七日間と微妙な日程。
おまけに終盤に土日が来ている。
どう考えたって日に日に並ぶ時間は早くなるはず。
これがカンフーパンダぐらい長くやっていれば、日によっていろいろだとも言える。

・・・偉そうなことを言ってごめんなさい。
私は、自分だったらどんなことを知りたいかを基準に書いている。
私と違う考え方をしている人が大勢いるとも思っている。
それぞれが何をどのくらいやりたいか考えた上で、有益に情報を使ってもらえればありがたい。

追記:
キッザニアは公平なことばかりではない。
初心者よりリピーターの方が有利だし、遠方から来る人より首都圏に住む人、さらに豊洲近辺に住む人の方が有利だ。当たり前だけど、学校が終わって下校ダッシュするにしたって、その日どれだけあるかないか判らない当日券を狙うにしたって近所の方が有利だ。
また、難しい作業をするときや、長い時間忍耐を持って待つことには、年齢が高い方が有利だし、逆に年齢が低ければ、もうじき年齢制限に引っかかって卒業せざるを得なくなる年長者より、この先何回も来るチャンスがあるだろう小さい子の方が多くのチャンスがあるかもしれない。

でも、公平なことがひとつある。
それは待ち時間を秤に掛けることだ。
まあカンフーパンダのような例もあるけれど、通常のお菓子工場にしたって、今回の星空ナビゲーターにしたって、長く待つ覚悟があれば、最終的には体験できる可能性が高い。
だから私は自分が知った範囲で待ち時間の情報を流した。
このくらいの時間からリサーチだけはした方が可能性が高いだろうと。

どうしてもやりたいから待つ。
待ち時間が長いなら諦める。
その選択は誰もが自由だ。

そして私(私だけでないが)が情報を流していなかったらどうなっていただろう。
土日は700〜800人ぐらいの子供が入場している。
定員は10人。
700人のうちでやりたいと思っている子供は何人だったろう。
私にはその子供たちが2時間前から並ばなかったとはとうてい思えない。
とにかく誰か一人並べばそれで一気に埋まってしまう可能性だってあるのだから。

また、私が情報を流さなかったら、どんな子が星空ナビゲーターをやっていて、どんな子ができなかったと思うのか。

休日のお菓子工場の2時間待ちはキッザニア側にも何か考えてもらいたいとおもうけれど、7日間の各一回きりのアクティビティを長時間並ばずにというのは無茶だと思う。

あとね、何のために情報を流すか。
それは、やりたい子供がいるだろうと思うから。
やりたい気持ちが誰より強いのに、運が悪かったというだけでできなかったという後悔を一人でもしなくて済むように。
期間限定にしても、入場前に並ぶことにしても、やらない方がいいと思うなら、それは誰のため?
(もちろん、何時から並べばいいですなんて書くつもりはない。意味がないから)
誰も並ぶのなんて強制していない。

ただもちろん、私は長く並ぶことを焚き付けているわけではない。
だって、やりたいと思う気持ちは誰だって同じ。自分だけできればいいなんてそんなこと思わない。
だからこそ書いたよ。
だからもっと良い方法が有ればと思うよ。
そこのところは誤解しないでほしい。



さて、今回、何故にパレードなのか。

確かにパレードダンサーは、残されたカナとレナの未体験ワークであることは確かだ。

でもそれだけが理由ではない。
今回あえてパレードを選んだ理由は・・・

掲示板でいつも情報を下さるMAKOさんが、こんなことを教えてくれた。
MAKOさんの真ん中のお嬢さんがビータに手紙をあげた時、ウルバノがいじけて、壁を蹴って、それをそばにいた子供たちみんなが慰めたんだって。

壁を蹴るのはいけないことだけど、兄弟姉妹がいる子なら、みんなウルバノの気持ちが判るのでは?

それを聞いたカナとレナは大爆笑して、それなら私たちがウルバノに手紙を書いてあげると決めた。
レナがウルバノに書いて、カナはやっぱりビータにもとビータに書いた。
ねえねえ、バッチェの手紙は?(笑)

とにかく二人は昨日せっせと手紙を書いて、また手紙に描くためにウルバノとビータの絵を何度も描いて練習していた。
本当に何枚も何枚も。

ウルバノとビータに確実に会うにはパレードに参加するしかない。
だから二人は今日の締めくくりはパレードと決めていた。

8時11分頃。
大通りでパレードダンサーの募集をしている。



子供たちの最後の仕事が決まったこの頃、私はようやく暇になってキッザニア内をぐるぐる歩き回ってみた。

お菓子工場はもちろん、料理スタジオを含む食べ物関係はのきなみ募集終了になっていたが、それ以外の体験時間短めパビリオンは、パイロットに至ってもまだ募集を締め切っていなかった。

おっ、なんと裁判が行われている。
裁判所は既に募集が終了しているが、もしかしたら今日、最初で最後の裁判なのかも。

レナがお仕事紹介センターで裁判所を紹介してもらったから、今日は一日裁判所の募集状況をチェックしてきたけど、このとき以外裁判が開かれている様子は無かったので。

人数が揃ったからか、募集締め切りより少し早い8時17分、パレードダンサーたちは楽屋の中に消えていった。
カナたちがちゃんと入ったか知りたくて、楽屋口できょろきょろしていた私にスーパーバイザーは「練習はモニターで見えますよ」と教えてくれた。



劇場の中を映すモニターは、劇場入り口とソフトクリームショップの上にある。

右の画像は劇場入り口。

画像の上にマウスを置いてみて。
ズームするよ。

モニターの中ではパレードダンスの練習をする様子が写っている。
手前に置いてあるのは衣装らしい。

一通り練習が終わると、モニターは切り替わってしまった。
このあと子供たちは衣装を着たらしい。
衣装は自分では選べない。
体格に合わせてスーパーバイザーの方で割り当てる。
6月後半に行ったMAKOさんが、最近ちょっと衣装が変わったと教えてくれた。全体的に可愛くなったようだ。

そして衣装を着た後にウルバノとビータが登場した。
ここで子供たちは手紙を渡したらしい。
ウルバノは1回、ビータは3回も投げキッスをお礼にしてくれたそうだ。



二人ともパレードが終わったらお腹を空かせて戻って来ると思った私は、閉店前のデリカテッセンに駆け込み食事を調達し(土日だったらもう何も残っていないところ)、楽屋前でパレードダンサーたちが出てくるのを待っていた。

・・・時間になってパレードの音楽が流れ始めた。

えーっ。
間抜けなことにパレードの始まりを見たことがなかった私は、てっきりパレードは楽屋から出てくるのかと思っていた。

きゃ〜っ。
楽屋じゃなくて劇場入り口から出て来るんじゃな〜い。
やられた〜っ。





カナはケーキ屋さん、レナはペンキ屋さんだった。

パレード恥ずかしい恥ずかしいなーんて言っていた割にはずいぶん楽しそうじゃない。

やっぱりどんな仕事でも試してみる価値はあるのよ。







楽しいパレードがキッザニアを一周して、また劇場入り口から戻っていった。

パレードが終わればキッザニアも閉園。

そのときどこからか元気良くキッザニアのテーマメロディーが流れてきた。
思わず中央広場にとんでいくと、バルコニーで街時計のパフォーマーたちが昨日からスタートしたばかりの、閉園を告げる最後のダンスを踊っていた。



パレードがどこから出発するか知らなかった間抜けな私は、念のため近くにいたスーパーバイザーに確認した。
「パレードが終わったパレードダンサーは、劇場じゃなくて楽屋から出て来るんですよね?」
「はい、そうですよ」

やがて満足そうに二人が出てきた。
買っておいた食事を食べさせて、退園。

前回に続き、今回も何もかも巧くいったとは言えないけれど、一歩一歩前進しているなら、キッザニアに来た価値はあるというもの。


そうだよね。


キッザニア体験レポ キッザニア体験レポ 攻略まとめとタイムテーブルに続く

キッザニア体験レポ目次 キッザニア体験レポ 期間限定「星空ナビゲーター」目次へ戻る

キッザニアXキッザニア キッザニア X キッザニアへ戻る