*06*
空港前で見かけた、まやさんというとても人気のあるスーパーバイザーさん。 残念ながらうちの子供たちはまだ一緒に仕事をしたことがない。 |
スイッチという名前が、いかにも簡単な作業のように思えるが、冷静になってみれば、スイッチ係は、唯一プラネタリウムの機械そのものに携わる仕事だ。 台本を読むのは確かに高年齢の学力が必要かもしれないが、本当にある意味プラネタリウムらしいお仕事というのは、スイッチとポインター係の二つかもしれない。 だいいち、カナの他にもう一人、高学年でポインター係を申し渡された男の子がいる。 カナの態度だけで決めたわけではなく、そうなる運命だったのかもしれない。 もっと言うと、カナは音読苦手で機械が好き。 これで良かったんだよね、と、何度も自分に言い聞かせる私。 と、星空ナビゲーターのお仕事に入る前に、「雑誌の撮影がありますが、お子さんが写っても宜しいですか?」と聞かれた。 後で聞いたら「星ナビ」と言う天文誌の取材だそうだ。 8月初旬に発売予定。 ところでマスコミ取材と言えば、数日前に韓国のSBS放送局と言うところから、キッザニアで撮影したいのでモデルになってもらえないかというメールが来た。 子供たちがモデルになるのは構わないんだけど、メールの発信が撮影予定日前日の夜。 私がメールを見たのは翌朝。 昨日の今日ならぬ、今日の今日。 間に合わないって〜。 せめて3日前にお願い。 でもそれでキッザニアに行ってしまったら、流石に行きすぎということで星空ナビはできなかったかも。 結局SBS放送局では当日現地でモデルをスカウトして、撮影10分前にことなきを得たとか。 韓国のテレビ番組に出演し損ねてしまった(笑)。 |
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6時52分。 楽屋前に戻ってみるともぬけの空だった。 当初の募集時間は7時10分だったけど、早めに準備に入ったよう。 |
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慌てて劇場をのぞいてみると、まだファッションショーの最中だった。 まあいいや。 ファッションショーが終わったら星空ナビゲーターのリハーサルが始まるはず。 もう着席して待っていよう。 |
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この劇場の天井がどうやったらプラネタリウムに変わるのか。 ・・・ドキドキ。 |
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ファッションショーが終わって場内が明るくなると、舞台の下、右隅にプラネタリウムの機械が見えた。 どうやって機械を入れて設置するのだろうと思ったら、意外と小さくて可愛いじゃない。 |
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今度は何人かのスーパーバイザーが舞台に椅子とテーブルを設置し始めた。 これは台本を読む星空案内人のための席だ。 |
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舞台の右にも席がある。 これがカナの操作する機械。 星座の絵を投射するためのスイッチがついている。 |
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子供たちが登場してきた。 最初に出てきたのはポインター係とスイッチ係。 良かった、カナが笑顔だ。 |
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何か打ち合わせをしている。 劇場内には保護者の他、星ナビのカメラマンなのか、大きなカメラを構えた男性がいる。 ・・・それから・・・カメラマンたちのいる座席の後ろに座っていたスーツ姿の女性が、私におじぎしたように見えた。 ? わ、私にじゃないよね? 思わずきょろきょろとしてしまう私。 知っている人がいるわけないもの。誰か違う人にしたんだよね? |
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キッザニア体験レポ 期間限定「星空ナビゲーター」7へ続く
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