*04*
カナの科学研究所の方が先に始まった。 定員6名のところ、二人でのスタートだ。 ここは菌を顕微鏡で観察してレポートし、発表する。 以前体験したレナいわく、良い菌はヤクルト菌(Lシロタ株)しかないそうである(スポンサーがヤクルトだから?)。 「その菌を冷蔵庫から出して選ぶんだよね」と、後日レナ。 「冷蔵庫じゃないよ。菌は30度の温度で最も良く繁殖するから、あれは温める装置なの」とカナ。 おお、なんか年齢の差が出ているぞ(笑)。 とにかくカナが選んだのは、たまたまヤクルト菌だった。 「一番泡が少ないのを選んだ」 ふーむ、なるほど。 |
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一方レナは、カナに遅れること数分で、ハンバーガーショップの仕事に入った。 レタスは氷水に入れておくとぱりっとするんだよ、な〜んてことを習って、実際のハンバーガー作りへ。 カナが体験した1年前は、帽子は紙の使い捨てだった。 今は下に衛生帽を被るようになっている。 衛生帽のネットが帽子と同じ緑色なのは、キッザニア側のちょっとした気遣いか。 前回レナが食品開発センターを体験したときに思ったが、どうやら食べ物関係は、帽子の下から必ず衛生帽子をはみださせなくてはいけないルールのようだ。 |
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今回がらがらキッザニアを体験してみて思ったことのひとつ。 例えばハンバーガー、ピザ、消防士など、全員が一緒にひとつの作業をする仕事は、混雑している日でも、がらがらの日でも体験時間は変わらない。 むしろ、後に待っている子供が少ないと思うと、より丁寧に指導してくれたりして、反対に体験時間は長めになることすらある。 一方、科学研究所や歯科医院など、一人ずつ発表したり、一組ずつ体験したりするものは、人数が少なければ少ないほど、予定された体験時間よりトータルで短くなる。 これも、例えば空いている日に数を稼ごうと思ったら、覚えておいた方がいいことかもしれない。 そんなわけで、カナは思ったより早く研究所の仕事が終わった。 実はまだまだだろうなんて思ってハンバーガーを見に行ってしまったため、カナの発表の場面を見損ねた。ごめん。 科学研究所ではヤクルトを飲ませてくれる(だから先にアレルギーが無いか聞かれる)。 ここはボトリング工場のコカコーラや、スポーツクラブのアクエリアスなんかと違って、もうストローが差してあるものを室内で渡されるので、その場で飲むしかない。お持ち帰り不可。 |
自分の作ったハンバーガーを食べるレナ |
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自分の作ったハンバーガーを食べ終えたレナは、2階の病院へ向かった。 これまでに病院パビリオンの内視鏡手術と開腹手術は体験したが、赤ちゃんのお世話と救急救命はまだだ。 ちょうどカナが体験したのと逆になる。 特に内視鏡手術と開腹手術はお仕事カードが共通の「医師」だったため、「看護士」と「救急救命士」の二種類を持っている姉が羨ましくてならない。 彼女は病院の列に並び、順番が来たらまず「赤ちゃんのお世話」をやりたいと伝えた。 「40分ぐらいの待ち時間ですが」 空いている平日2部にそんなに待つつもりはない。 「救急救命は?」 「救急救命は人数が揃わないとできないので、今、誰もいないからどのくらい待つかちょっと判らないんですが」 悩むレナを見て、「後でまた来てみたら?」とアドバイスする私。 それなら「スポーツクラブ」がやりたいとレナは言う。 別にダイエットを気にしなくても(笑)。 こんなに空いている日にわざわざいつでも空いているスポーツクラブに行くこともないような気はしたが、時間的にちょうど良かったので連れていった。 まあ、前からやりたいと言っていたスポーツクラブだものね。 空いているところに入れるなら、なおさら募集時間はチェックしておいた方がいい。 スポーツクラブ前に連れていってほんの1〜2分でスタート。 もちろんレナ以外のお客さんはいない。 |
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スポーツクラブは時間帯によって、インストラクターによるストレッチ、ヨガ、バランスボール、ファイトアタック、スポーツビクスなどのプログラムがある。 しかもいつも空いているのだから、ある意味なかなかやりがいがあって美味しいパビリオンだと思う。 今回の時間帯はバランスボールだった。 これを鞠のようについたり、上に乗ってバランスを取ったりする。 けっこう楽しそうにやってるじゃん。 |
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カナは実はレナがハンバーガーを食べている最中に、もうピザショップの仕事に入っている。 最初にいろいろな説明を聞いて、それから実際に作る。 こねて伸ばしてトッピングを乗せて・・・。 カナはハワイアンにして、ベーコンやパイナップルを乗せた。 |
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