キッザニア X キッザニア 目指せ人気職業攻略

*3/7*




45分待ちは流石に避けたい。
まだスタートして間もないし、せっかくの平日だ。

・・・とにかくまだ開園してぎりぎり30分過ぎていないのが幸い。
もしかしたら4時30分から二度目が開始する別の仕事が見つけられるかもしれない。

レナの希望のパン屋、宅急便を聞いてみる。でもとっくに2回先まで埋まっていて1時間半待ちだ。
カナが花屋がやりたいと言ったとき、レナも興味を示していたっけ。商店街ものぞいてみよう。

商店街には花屋、はんこ屋、額縁屋の三軒があるが、どこも5キッゾ支払う体験パビリオンだ。
カナもレナも今まで商店街に近寄ったことがなかった。理由はお給料(キッゾ)を貯めることにしか興味がなかったため。
しかし今回は二人ともキッゾを払うということを目的の一つにしていた。
レナに至っては既に初回にソフトクリームショップで8キッゾ払ってきたところだから、もう払うことに抵抗は無くなっている。

花屋は次回の定員いっぱいまで並んでいた。
はんこ屋は次回のそのまた次回の定員まで並んでいた。

ところが・・・なんと額縁屋が誰もいない。スーパーバイザーのお姉さんが一人、誰か体験に来るのをじっと待っている。

こ、これは・・・もしかしたらレナが椅子に座れば即、体験スタートか?





上の2枚の画像はカナが体験中のお菓子工場。
箱のシール貼りと、機械でハイチュウをシーリングするところ。

レナは「額縁? なにそれ?」という感じだったが、説得してやらせてみた。
花屋、はんこ屋と比較して地味で人気も薄い額縁屋。

ところがどっこい、これはなかなか本格的で面白い。
子供に本当に作れるの?という立派な額縁を作らせてくれる。
今までレナ同様、額縁、なにそれと思っていた子供たちだが、レナが作り始めると俄然周囲が色めき立った。
隣のはんこ屋に並んでいる子供たち、向かいのジューススタンドに並んでいる子供たち、みんな寄ってきて真剣に見学している。

しまいには、隣のはんこ屋に子供を並ばせていたお母さんたちが、はんこ屋を諦めてこちらに並ばせると言い出したくらいだ。





長さを測って印を付けるのに、算数の問題も出されていたレナ。
さあ暗算で答えよう。真ん中の印は何センチのところにつければいい?

額縁屋もエコスタンプをもらえるパビリオンのひとつ。
最後に出来上がった額縁を持ち帰る袋をお断りすればいい。
エコスタンプをもらえるエコ・アクティビティには左の画像のようなマークが提示されている。
ちなみにこのマークを飾っているのが完成した額縁だよ。



レナが予想外の額縁を作っている間、4時35分にカナのお菓子工場が終わる。
お菓子工場の回転の悪さはこの時間の微妙さにもある。土日などは準備を早めたり部分的に二組を重ねて進行させることもあるため、何とか30分で終了するが、以前は体験時間30〜40分と明記されていただけあって、30分では終わらないこともあるようだ。ただでさえ大勢並んでいるのに。

とにかくカナの次の仕事を探さなくては。
「えっ、次はクレジットカードを作ってレナのデパートに買いに行くんじゃなかったの?」とカナ。
いや、実は計画変更になったのよ。

テレビ局、宅急便などで待ち時間を聞くが、1時間半待ち。おっかしいなー、さっきの感触では今日は空いていると思っていたのに実は混んでるじゃん。
建設現場など次回定員は埋まっていない風だったので勧めてみるがカナは気が乗らないとのこと。
「とにかく自分で決めないと。何がやりたい?」
「・・・病院行ってみる」
よし、二階か!!

キャビンアテンダントの撮影は2階のスポーツクラブ前からするという手もあるのだな・・・と判った。でもやっぱり遠いし手すりが邪魔っぽい。



病院には(別パビリオンの歯医者を別として)お仕事が四種類ある。
  • 赤ちゃんのお世話
  • お腹を切る手術
  • カメラを使っての手術
  • 傷病者の救助(救急車)
の四つだ。各2名から5名程度で個別に見ると定員は少ない。
そして車関係同様、受付は一ヶ所集中のようで、そこでまずはお仕事別に待ち時間など確認することになる。

ところがここでまたカナはさっきのお菓子工場同様、自分から聞きに行こうとせず後込みするばかりだった。
何か臆する雰囲気でもあるのか。
悪い癖が出ていると思う。親が代わりに聞いてしまうのは簡単だが、できるだけそれはやりたくない。

「どうするの?」
「・・・」

そのときふと思い出した。
そういえば今回は口にしていなかったが、前回、カナは街時計をやりたがって2、3回チェックしに来た。その日はついにタイミングが合わなかったけど、確か街時計パビリオンも病院のすぐそばだ。
開始時間は何時だっけ? 行ってみよう。

画像は街時計の帽子



街時計は時間になるとキッザニア中央広場の上のバルコニーでダンスをするパフォーマー。
仕事本番が各時間00分に行うものだから、募集はその20分前に行われる。
つまり各時間40分が募集時間になる。

今が何時であるか意識せずに街時計の列ができる廊下に急いだ。
もう大勢来ているようだ。というか、何分待ち?

カナは今度こそ自分から待ち時間を聞きに行った。
よし、いいぞいいぞ。
「どうだった? 何分待ち?」
「あと1、2分で始まるって」
えっ、そ、それでキミは入れるの?
スーパーバイザーがやってきて「今、番号札を掛ける人が席を外しているから、番号がないけどここに座っていてね」とカナに言った。
どうやらカナはこれ以上ないナイスタイミングで初回街時計の最後の一人に滑り込んだようだ。



レナを額縁屋に並ばせてから「しまった」と思ったことがひとつ。
それは、額縁屋のボードに書かれた体験時間が30〜40分となっていたことだった。
探していたのはデパートまでの繋ぎの仕事だから、30分以内に終了して欲しい。
実はキッザニアのお仕事の大半は30分前後の体験時間なので、30分ごとに大勢の子供たちが次の仕事へ移動する。それに1分でも2分でも先んじたいのだ。

でもその心配は杞憂に終わった。
レナは単独での体験だったし(額縁屋の定員は2名以内)、年齢的にも高めだったせいか、予定時間より早めに完成した。
特に電動ドリルを使う作業は30分掛かる子もいるんだよとスーパーバイザーは言ったそうだが、瞬時に終わってしまい、驚かれていた。

4時57分、レナが額縁屋を終える。
私はこの頃何度かデパートの様子を見に行っていた。
ちょうど次回は一人しか並んでいない。
でもその子はグループで来ているようで、お母さんがお友達を呼んでいる。
「デパートあと一人、入れるよ。一緒にやらない?」
相手の子は目の前の理容店に並んでいるようだ。その子が理容店をやめてデパートに来たら定員が埋まってしまう。

焦りながら額縁を持って出てくるレナをデパート前に連れていった。
まだ一人しか並んでいないようだ。
でも担当のスーパーバイザーはデパートの外にはいない。本当に次回の定員に入れるのか?
思わず近くにいたお父さんらしき男性に待ち時間を聞いてしまった。
「えっ、いや、私は待っている子の親じゃないんで判りません」
ひゃ〜恥ずかしい。



どこに並んだらいいの?と心配そうなレナを、とりあえず次回の札を下げた子の後ろに並ばせた。
そうしているうちに担当のスーパーバイザーが出てきた。
「次回の定員に入れますよー」
良かったー。一安心。肩の荷が下りた。

「ところで次回のお仕事スタートは何時ですか? また、終わるのは何時ですか? というのはですね、妹がレジの仕事をしているときに姉が買い物に来たいのです」
それを聞いてスーパーバイザーは嬉しそうな顔をした。
こういうデパートパビリオンの使い方は理想的なのかもしれない。
「次回の仕事は5時10〜15分ぐらいに入れると思います。終了は5時40分頃になると思いますが、終了10分前になると、お客さんがいなかった場合はレジ係で交替にお客さん役をやり始めますから、実際に妹さんから買い物をされる場合は5時30分までにいらっしゃるといいと思います」
よし、カナの空きを5時20分から30分に調整しよう。

ライヴステージのアイドルアーティストは大塚愛のSMILYと倖田來未のButterflyを交互に行っていたが、現在は大塚愛のみ。やはり倖田來未の「羊水発言」がまずかったのか??
この機会に曲を一新してくれないかなぁ。
→翌月(3月)から新曲入ったらしいですよ〜



さて、あと3分でカナの街時計本番だ。
いったんは2階のペアレンツラウンジに入ってガラス越しにカメラを構えるが、ふと見下ろすとちょうど正面にデパートの仕事を待っているレナの姿が目に入った。

そうだ。お姉ちゃんが出演することを教えてあげよう。

私はまた早足で階段を降りデパート前に行き、レナにあと1分足らずで姉が出てくることを教えた。
そしてまたペアレンツラウンジにとんぼ返りする。

5時ジャスト。
時報と共にカナたちが出てきた。
レナも下から見上げている。
どうやら私がレナに話すのを聞いていたらしく、デパート担当のスーパーバイザーもレナと一緒にカナを応援してくれた。
なんかちょっと嬉しかった。

下の左、応援して手を叩いてくれるレナとデパートのスーパーバイザー
下の右 終了後のプロカメラマン記念撮影時にガラス越し斜め撮影

この日からスタートしたイングリッシュプロジェクトについても少々。
イングリッシュプロジェクトはボトリング工場、フォトスタジオ、街時計、ファッションブティックで日本語と英語の二カ国語を使ったお仕事を始めるというもの。
私はこんな企画があることもすっかり失念していて、後からカナにどうだった?と聞いてみた。
街時計のイングリッシュプロジェクトは、ダンスの指示を出すときに、例えば「右手を挙げて」と言うところを「right hand up」とか言うらしい。もちろん先に、英語でこう言ったら、こうするんだよ、と子供に教えてくれる。
つまりそんなに難しく考えなくても、簡単な英語に親しんでみようというレベル。
だからこそ、比較的子供への指示の簡単なパビリオンを選んで実施しているようだ(複雑なものをこれでやるのは無理)。
私はこれはこれで別に悪くはないんじゃないかなと思う。ただ、無理にやらなくても・・・という気もしないでもない。




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