キッザニア X キッザニア 期間限定「声優」にチャレンジ

*5/7*




6時ちょうど。カナが警備センターのガードマンの仕事に入る。
レナの時はとにかく全員笑顔で、でも真面目に真剣に楽しく仕事をしていたが、今回のメンバーは全体的にちょっとだれぎみ。教官にもよるのか、そろった子供達の性格や雰囲気にもよるのか。
もうちょっとびしっと絞めてもらいたいが、難しいかな。

訓練の後は現金輸送。
今回も輸送先は空港だったようだ。
画面でキッザニア内の地図を出し、ルートを指示される辺り、アクション映画を見ているみたい。



一方レナは6時14分に科学研究所の仕事に入る。
いっちょまえに白衣を着ている。今回のメンバーの中に体格の良い男の子が混じっていたため、準備されている白衣の中に合うサイズが無かったようで、スーパーバイザーは奥に入ってさらに大きな白衣を探してきた。

レナ、実はキミのパパの仕事に最も近いのはここなんだよ(ちなみにママも昔はね)。

まあがんばってくれたまえ。





研究員のお仕事についてもうちょっと詳しく。

シャーレが人数分あって、本人達が適当に選ぶらしい。
レナが選んだのは「サルモネラ菌」
他にもいろいろな菌があったが、「良い菌」は「ヤクルト菌」だけだったそうな。なんか作為的だなー(笑)。

顕微鏡で観察して図を書き、その菌の特徴を調べ、順番にスクリーンで発表する。

レナ曰く「サルモネラ菌は毛が生えていてとっても気持ち悪いかっこうをしていた。チュウショク毒を起こすんだよ」

・・・それを言うなら「ショクチュウ毒」でしょうが。

お仕事が終わるとヤクルトを一本飲ませてもらえる。



SちゃんYちゃんはとにかく離れたくない。一緒に行動するのが原則と思っている。
私やSちゃんママは別行動にしてみたらと何度もアドバイスしているが、その勇気は無いようだった。まあ気持ちは判る。

6時15分に銀行を出て、ソフトクリームが食べたいかもとソフトクリームショップに寄るが、45分待ち。炭酸が好きかもとボトリング工場をのぞくが、大勢待っているのを見て諦める。
他にもいくつか見て回るが、一人の空き枠はあっても二人の枠となるとなかなか見つからない。
一緒に行動したいというだけでなく、一人枠となると遠慮のしあいもあるので益々決まらない。

穴場の料理教室に案内してみた。ここは食品関連の中では人気が薄く、しかも二組交代制なので回転が良い。

聞いてみると、一人だけなら今直ぐ入れる。二人一緒なら15分待ちとのこと。15分ならと二人は待つことにした。



料理スタジオの料理教室は以前はキッゾを払わなくてはならないパビリオンだったが、それでは益々人気が無くなったのか今は「教室」なのにお給料が払われるパビリオンになっている。
「ビジネススクール」も同様だし、逆に「ソフトクリーム」はもらうお仕事から払うお仕事に変わった。
これだけ調整しても料理教室は子供達の入りが今ひとつ。
あれだけ回転率がよく、しかもお給料をもらった上にご飯が食べられるんだから相当な狙い目パビリオンだと私は思うんだけど。

Yちゃんがトマトやケチャップが駄目だというので今回の料理の赤いご飯が食べられないかもと思ったのだが、Sちゃんママがスーパーバイザーに確認したところ、赤いのは鮭の色だと判明し、一安心した。



6時37分、カナのガードマンの仕事が終わる。
宅急便がやりたいと言うが1時間待ちと聞いて諦める。ピザ屋も40分以上の待ち。テレビ局も次の定員いっぱいが並んでいる。
再度、街時計を見に行くがこちらも次の募集時間ぎりぎりなので当然人数が揃っていて締めきられている。
そんなこんなで悩んでいるうちに、なんとレナの科学研究所の仕事も終わってしまった。
二人の子供を抱えて途方に暮れる。
今日の混雑だと、基本は30分待ちだと思った方が良いかもよ。ちょっと人気のあるところは1時間待ち当然で。

レナは今朝からカメラマンもやりたいと言っていたのでフォトスタジオを見に行った。
さっきまで二回先まで並んでいた列が短くなって、定員6人の所、4人しかいない。
「やる?」
「やりたくない!!」
げっ、何で? やりたいときにやりたいことができないので拗ねモードに入っているのか。
やばいよ、これは。タイミングを逃すとさらにチャンスが少なくなる。

カナはもうカメラマンは体験済みなのでとにかく他を探さなければならない(我が家のルールは常に未体験のお仕事を探すこと)。

キッザニアでの一こま。小さい警察官が泣いている。
通りすがりの大人たちが「まいごの警察官なんて可愛〜い」と。
迷子になるのはおまわりさんじゃなくて子猫ちゃんじゃ無かったっけ?(笑)。聞き込み捜査、がんばれっ!!



とにかくカナとレナと両方決まらなくてもしょうがないので、カナを自動車関係の所に連れていった。

レナは前回ガソリンスタンドを体験しているがカナはまだここでは何もやったことがない。

ここは入り口が一ヶ所で、そこで担当のスーパーバイザーに「ガソリンスタンド」「タイヤ交換などのカーライフサポートセンター」「免許を取る」「免許を持っているのでレンタカーを借りる」「カーディーラー」の5つのうちどれがやりたいか伝えて中に入れてもらうことになる。
どれがどのくらい待つかは、まず入り口で聞いてみないことには判らない。

特にこれという希望がなければ、「どんな仕事があるか」「それぞれの待ち時間はどのくらいか」を聞いて、自分で判断しなさいとカナに伝え、私はレナを連れてここを離れた。
何しろこれらを聞くための入り口で既に何人も子供が順番待ちをしているのだ。一緒に待っているとレナのチャンスも益々少なくなる。
左の画像は放水する消防士を撮影するキッザニアのプロカメラマン。なんとぬれないように雨合羽を被っての撮影なのだ。



レナもカナに負けず劣らず決まらない。
次回定員まで埋まりきっていないところで、ビューティーサロン、出版社、幼稚園の先生、印刷工場、ライブハウスなどはどれも嫌だという。さらに病院関係だけはやりたくないと言う。

キッザニアは自分で決めないと駄目だ。親は「探す」と「アドバイスする」「勧める」ぐらいしかできない。
自分で決めないとならないから、選んでも、また選びきれず時間を費やしても他人のせいにはできない。

「・・・やっぱりカメラマンやる」
親としてはどうせカメラマンをするならさっき決断すべきだと思ったが、できなかったものは仕方ない。既に定員いっぱいになって待ち時間が倍になっていないことを祈りながら再びフォトスタジオに向かった。

良かった。さっきと変わらず4人待ちのままだった。但しさっきの時点で前の回が入ったばかりだったので、まだ待ち時間は30分近くあるようだ。これは仕方ない。



レナがカメラマンに並んだので私は大急ぎで車関係の所に戻った。
カナはどうなっただろう。

見える範囲にはカナの姿は無い。奥の方をしきりに覗き込んでいる私を見て、スーパーバイザーが「お子さんのお名前を教えてくれれば探してきますよ」と言ってくれた。
そこで名前を伝えて探してもらったが、どうやら彼女は車関係のどこにもいないようだった。

まあキッザニアは子供だけで外には出られないから防犯面では心配ないが・・・そういえばカナにはパパの携帯電話を持たせていた。電話をしてみよう。

トゥルルル、トゥルルル・・・「なに?」
「カナ? 今どこにいるの?」
電話の向こうで「アレルギーはありませんか?」と聞いている声がする。
どうやら食品関係の方にいるらしい。

Sちゃんはビジネススクールに興味を持った。背広を着て会議室に座るなんて小さい子供には面白くもなさそうに思えるだろうけど、このボードを見て内容が面白そうと感じる辺り、流石は小学四年生だと思った。


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