キッザニア X キッザニア お菓子工場と出版社

*4/5*




警備センターの仕事は現金輸送。
警棒での威嚇など一通り教わった後、奥の金庫室に入り、現金を受け取る(もちろんキッゾよ)。ひゃー、お札を数える機械があってバラバラっと札束がカウントされていく。棚には金塊も。目がくらむ〜。
今回の依頼は空港へのお届け。道順も最短距離ではなく決められたルートを通らなくてはならない。もちろん輸送業務は子どもたちだけで行う。

何だか知らないけどめっちゃくちゃ楽しそうだった。レナだけでなくチーム全員が。
担当教官はマッツンさん。



6時35分、慌ててカナの様子を見に行くと、電力会社のパビリオンはもぬけの空・・・。
あれ?と思うと、奥から作業着に着替えたカナたちが現れた。既に仕事に入っているらしい。電力会社の着替える場所は外からは見えないのでいなくなったのかと思った。

さて電力会社の仕事は、落雷で電力がストップしたので二つのチームに別れて現場作業とパソコン作業で再び電気を通すというもの。
どちらのチームも現場とパソコンの両方を交替で行うので、作業の違いは現場が開閉器作業になるか電線修復になるかというもの。電線修復の方が派手なので人気が高い。希望を募って決めるらしいが、カナは希望者の少ない開閉器作業を選んだようだ。
なお、途中で交替して両チームとも現場とパソコンの両方を行うため、電気会社パビリオンは体験時間が40分と長めだ。短めのパビリオンを二つこなすことと同じだと考えれば良いかもしれない。

まずは開閉器チームが車で出動



カナとレナの間を行ったり来たりしていたので、レナの実際の現金輸送作業は見学し損ねてしまった。
カナの開閉器修復作業も移動中をちらりと見たに終わる。
開閉器修復チームは電力会社の車に乗ってキッザニアの反対側に回る。開閉器が設置されているのは建設現場の2階辺りだ。


6時40分、空港前を通りかかるとキャビンアテンダントとパイロットの列がずいぶん短くなっていた。
開園直後の混雑からすると意外なくらい。
タイミングさえ合えば、人気パビリオンもすっと待ち時間短めで入れることがある。



6時50分、レナが警備センター終了。カナの電力会社は体験時間長めなのでまだしばらく掛かる。
デザイナーの待ち時間を見に行くが、今回もまた定員8人がぎっしり並んでいる。
「レナ、お腹空かない?」
「空いた」
そこでレナにさっき買った非常食の男爵コロッケを食べさせることにした。
ところがまたまた座席がない。さっき同様わずかに残っている席には場所取りの誰かの荷物が置きっぱなしだ。
・・・仕方ない。誰かの荷物は置いてあるが黙って使わせてもらう。何しろ「ちょっと子供に食事をさせたいので場所をお借りしますけどいいですか?」と聞く相手がそこにいないんだものね。
私はレナにコロッケを食べさせている間にカナが終わっていないか様子を見に行った。
見に行って戻って来ると、レナの食事をしているテーブルの荷物は消えていた。

モスバーガーの正面の木の所に電線修復作業用の電線がある。
電線修復チームは中央に見えている白い車で電線の高さまで上って作業する。



レナがコロッケを食べ終わると、ちょうど前の回のデザイナーが終わり並んでいた8人が中に入った。
あっと言う間に空になった座席に5人ほど並んだ。これはデザイナーの最終チャンスかもしれない。
「レナ、デザイナーの列が少し空いたよ、行く?」
「判った」
デパートは駄目だったけど、せめてデザイナーぐらいレナの希望を叶えてあげたい。

7時9分。カナも電力会社が終了した。
相変わらずパン屋もピザ屋も混んでいる。特にパン屋は何時行っても2回先まで定員が埋まっている。侮れない人気ぶりだ。
「食べ物系なら料理教室が穴場だよ。ちゃんとキッゾももらえるよ」
「やだ」
「じゃ、お弁当を買ってくるから夕食にしよう」
「今、お腹空いてない。喉も渇いてない」

デザイナーの順番待ちは今回もあっと言う間に8人以上埋まった。でもレナは6番目に入れて、これでとにかくデザイナーまでは確定した。



料理教室は嫌だと言うものの、もうカナは自分の希望パビリオンをかなり制覇できたので気分的には余裕があるよう。次のパビリオンはどこでもいいと言い出した。
たまたま歩いていく正面にダイワハウスがあった。
「住宅建設現場のインテリアプランナーは?」
「それどういう仕事?」
「やってみれば判るんじゃない?」
そこでカナはインテリアプランナーの列に並んだ。ここでの待ち時間も約15分。

ところでカナはここで約束を破ってDSを出してしまった。並んでいるとき隣の女の子と親しくなり、同じソフトの自分の進み具合を説明したかったらしい。ゲームそのものはしなかったようだが。
レナの方はしっかり約束を守って出さなかった。カナ同様隣の子がDSを開いても、自分は自分だ。但し甘えたくなったのか母の腕を掴んで離さなかった。

デザイナーの作業着を着るレナ。後ろに写る見本のTシャツにもハロウィーンのカボチャが見える?



デザイナーの仕事はTシャツのデザイン。
2枚ほど正方形の端切れを渡され、それを自由に切って貼っていく。
レナはやたらと細かく切り刻んで貼っていた。端切れは持ち帰って自宅で追加しても良い。
完成したTシャツはスーパーバイザーのお姉さんがアイロンで定着させて畳んでくれる。
定着具合はまったくいまいちで、自宅で補強しないととても洗濯には耐えそうにない。
とはいうものの、かっこよく作れたらなかなか実用的なお土産になる。

今回のデザイナー用の端切れ二色



7時27分、カナもインテリアプランナーの仕事に入った。
ダイワハウスの作業着に着替えテーブルに着く。
こちらの仕事は、とある家族の依頼を受けて部屋のカラーリングをデザインするというもの。メンバー全員で相談しながら色を決めていくことになる。
スクリーンが二つあり、左が部屋のグラフィック、右で色や模様が選べるようになっている。
スーパーバイザーのお姉さんが右のスクリーンで何種類かある色からみんなの意見で選ばれた色を差すと、その色が左のスクリーンに反映されるというもの。
ひとつひとつの色を変える度に部屋の印象が変わるのを自分たちの目で見て確かめることができる。
ちなみに依頼は「元気」な部屋だったそうで、みんなはいろいろ取り替えてみた結果、床は赤、壁はピンクを選んだようだ。

そして全ての色が決定すると、今度は横のロールスクリーンを上げて、隣の部屋へ移動する。
なんと隣の部屋はスクリーンで見た本物のダイニングキッチンで、子どもたちはここに実物大カラーパネルをはめてさっき決めたとおりの部屋を作っていくことになる。
一見地味なように見えて面白いなぁ、これ。




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