キッザニア X キッザニア キッザニア東京体験レポート 意外に空いてる日曜日

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建設現場はキッザニアスカイタワーとキッザニアブリッジが完成したところで記念写真を撮ってくれる。
みんなで橋に上って。
ほら、こんなに橋は丈夫だ。
中盤以降、名刺屋→絵の具屋→ビルメンテナンス→建設現場とほぼ待ち時間無しでかっとんでいる姉に妹も負けてはいない。

絵の具屋では待たされたが、以降、筆記具屋→もう一度筆記具屋→名刺屋とやはり待ち時間無しでがんがんいってる。

本当はこの後フットボールスタジアムをやってもらいたかった。
去年6月以降の我が家のキッザニア休止期間に新しくできたパビリオンは、ほぼそれで完了なのだから。

しかし、今日はどうしてもフットボールスタジアムを体験する気になれないとレナ。
次回はこんなに空いているとは限らないけど、こればっかりはしょうがない。

一方カナの方だが、うっかりしていたが建設現場のお仕事は他のパビリオンより少々長く、40分掛るということに気付いたのは仕事を始めた後だった。

終盤に来ての10分の影響は結構大きい。
もろちん30分が40分だからといって、さっきの場面で建設現場をやらないという選択はなかったと思うが。

現在7時50分。
閉園まで1時間と少し。
あと二つ入れられるか、一つで終わってしまうかの境界線上。



カナが記念撮影しているすぐ横の階段を上って、レナを病院に連れていく。

名刺屋を終えたレナに、さっきカナに話したのと同様に、病院に眼科手術の仕事ができたと伝えると、興味を示したので。

病院には一人先に並んでいるお子さんがいた。
レナが並ぶとすぐ後ろに二人ほど並んだ。

ここは腹腔鏡(内視鏡)手術、眼科手術、薬局、新生児室(赤ちゃんのお世話)、救急救命室の5つの仕事があるが、どの仕事を希望する場合も入り口に一列に並ばなくてはならない。

お仕事の待ち時間を聞くだけでも効率が悪く、実際に聞いてみるまでは希望の仕事の混雑具合も判らないことになる。




眼科手術室。患者の靴下を履いた足が妙に生々しい。
レナの順番が来て、眼科手術をやりたい旨伝えると、「5分待ちです」との意外な言葉。

えっ、たったの5分!?

またまたすぐに入れるの?

今日は本当にラッキーだ。
希望した仕事がこうも次々待っていてくれたかのように始まるとは。

確かに空いている日はどこも待ち時間が短い。
しかしキッザニアは一回の体験時間自体が長いわけだから、たまたま前の回が始まったばかりなら30分近く待つことも珍しくない。

げんにカナたちが4人で行っている建設現場だって、始まってすぐに2人の男の子が来たけど30分待ちだと言われていたし(定員は割れてるのに)、レナが名刺屋をやっているときにすぐに来た女の子は空っぽだった筆記具屋に入れたけど、その5分後に来た別の男の子は入れなかった。
彼は筆記具屋を希望してはいたけれど、今からだと20分以上待って、しかもそれが最後のお仕事になるかもしれないとスーパーバイザーに告げられて、結局空っぽだった隣の絵の具屋に入ることに変えたようだ、絵の具屋を終えた時に筆記具屋か名刺屋が空いていれば続けてできるかもしれないとアドバイスを受けて。



5分待ちということで、もしかしたら建設現場を終えたカナが間に合うかもしれない!! と思って、病院のスーパーバイザーに眼科手術の定員を聞くと2人きりとのこと。
まだあと一人は決まっていないようだが、なんせ空きがたったの一人ではすぐに埋まってしまうかもしれない。

焦って引き返したが、なかなか建設現場は終わらない。
お願い、眼科の定員、カナが終わるまで空いていて〜。

・・・しかし願いもむなしく、建設現場の終わったカナを急いで2回の病院まで連れて行ったが、今からだと30分待ちで最後の回になりますという返事だった。

眼科手術がやりたかったカナはガッカリ。
でも30分待って最終回に入る気は無いのだった。

この日の病院は、閉園1時間以上前に救急救命が募集終了。約1時間前に腹腔鏡手術が募集終了。




キッザニア東京の車両は天井がスケルトン。
2階から見下ろすとこんな風に見えるかも。
ここまであまりに順調に来たので、挫折感も大きかったらしい。
次にどこに行けばいいか頭を切り替えられなかった。

「どこなら入れると思う?」
こちらにアドバイスを求めてくる。

うーん、せっかくここまで未体験のお仕事・体験のみで来たのだから、そのパターンを踏襲するとなると・・・えーと、動物病院の手術はまだだっけ。

動物病院自体は先月行ったから目新しさは無いが、手術の回に入れればそれは初めての仕事になる。

と思ったが、そうそう上手くはいかない。
ここでも次の回はもう決まっていて、今からだと30分後の最終回になるとのこと。
カナは断った。

2階の動物病院周辺だったら、出版社なり印刷工房なり証券会社なり、タイミングさえ悪くなければすぐに入れるパビリオンが目白押しなのだが、今日の空き具合を活かすならもう少しプレミア度の高いパビリオンがいいよね。



1階に降りてカナはビューティーサロンに目を付けた。

早速待ち時間を聞きに行く。

ビューティーサロンは昔は4種類のお仕事ができたが、今はメイクアップとネイルの二種類しかできなくなって久しい。

「ご希望のメイクアップは10分で前の回が終わりますが、お客さんがいらっしゃらないと始められないので、もうちょっと待ち時間が長くなる可能性があります」
そうだった。
ビューティーサロンはお客さんが来ないと仕事が始まらない。
だから待ち時間の読めない難しいパビリオンのひとつ。

カナはここも諦めた。

ふと振り返ると・・・

おっ、いいところ見つけたぞ。

なんと朝から大人気で、ついさっきも90分待ちを表示していたあのパイロットが空いている。
思わずクラゲ帽子をかぶって並んでいる子供の数を数えてしまった。
1人、2人、3人・・・全部で5人。
よし、定員6人だからいけるかも。



聞いてみるとちょうど10分待ちで始まる次の回の最後の一人として入れることがわかった。

10分待ちならばっちりじゃん。

どういうわけか空港エリアは終盤に空いてくる傾向がある。
でもこれもタイミング次第だから、どうしてもやりたい場合はぎりぎりまで待つと先に募集終了を迎える可能性も・・・。

パイロットは本当は定員8名なんだが先月も今月も機材故障中で6名に減らされている。



レナの様子も見ようと2階の病院前まで来た。

ちょうど眼科手術室のガラス窓の横が、空港を見下ろす手すりになる。

ここにいればいっぺんに両方見学できるね。ほくほく。



レナはとっくに病院の中に入っているようだが、最初のうちは着替えたり説明を聞いたりしているのか、なかなか手術室に現れない。

そうしているうちにカナはパイロットの仕事に入ることになった。
空港のらせん階段を上り、パイロットチームはぞろぞろと飛行機の中へ。


キッザニア体験レポ キッザニア東京体験レポート 意外に空いてる日曜日12へ続く

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