パパが車を駐車している間に私は先に降りてツル観察センターに入った。
ここは1階が食堂売店で、2階がツル展望所になっている。
無料かと思ったら大人一人210円だった。
でも払う価値はあった。
だって・・・あまりにも凄かった。ツルの数が。
たぶん餌を撒いているんだと思うが駐車場の方から見たら反対側の土手に、びっしり隙間なくものすごい数のツルがいた。
ようやくパパが追い付いてきて、こっちこっちと特にツルが沢山見える方の窓に誘導すると目を丸くしていた。
タンチョウヅルなら野生のものを含めて北海道で何度か見たことがあるが、せいぜい数羽。
こんなに沢山のツルは見たことが無い。
頭が赤くて首と尾が黒くて後は真っ白なタンチョウと違って、出水のナベヅルやマナヅルはグレーの部分が多くて少し地味なんだけど、飛んでいる姿は格好いい。
少し小柄なナベヅルの間で体が大きく目の周りの赤が目立つのがマナヅル。
展望所の中はガラス張りなので温かかったのでコートはぬいで腕に掛けた。
高さは2階だが、周辺が平らなので遠くまでよく見える。
これらのツルたちは春3月位まで越冬のために出水に滞在し、北へと帰っていく。
時間的に厳しかったけど出水まで来て良かった。
出水のツルは寒い時期しか見られないから。