日本の神話に於いて、天孫降臨、すなわち天(天照大神)の孫である瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)が降り立った地が、日向国の高千穂峰とされている。
夏に訪れた高千穂峡も神話ゆかりの地だったが、この霧島もまた。
そして霧島神宮はその瓊瓊杵尊を主祭神に、美貌のお后 木花開姫尊や子供・孫神たち一族を相殿神に祀り信仰を集めてきた。
「あっ、そこ、車停めて停めて」
今日もこれだと思う景色があったら周囲の道路状況も考えず、いきなり停止要望を叫ぶ私。
ちょうど駐車場があった。そこは道の駅 霧島で、特に道の駅に用事は無かったが、車が停まるなりカメラを手に飛び出す。
今日も空模様はいまひとつだった。
雲が多いのだが、朝の青みを帯びた山々のシルエットの遠くにうっすらと桜島。
そして振り返ると砂山のようになだらかな、でも荒涼とした新燃岳。