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◆◇レンタルキャンピングカーで北海道◇◆
北海道キャンプ旅行記

21.道新十勝川花火大会






 雨が止んですぐにパパは戻ってきた。
 離れたところでタバコを吸っていて、雨が降ってきたので建物の軒下で凌いでいたそうだ。
 雨が止めば待っていたかのように花火大会の開始時間になった。
 いつの間にか周囲の傘もみんな閉じられ、空いていたスペースも新たな花火客で埋まっていた。





 道新十勝川花火大会は、道新こと北海道新聞が主催するイベントで、太っ腹にも道新はこの帯広だけでなく一夏に札幌、千歳、北見、小樽、函館、旭川、苫小牧、大樹、本別、釧路、室蘭と12もの都市で花火大会を開催している。
 打ち上げ数は非公開だが、毎年1万人近い人出もあるようだ。
 まあ北海道新聞と言えば左翼傾向の強い日本の新聞の中でも特に極左寄りだと評判の地方紙だけどね。

 花火大会は十分に見ごたえがあった。
 もう少し左寄りに席を取れば良かったかな。まだまだ来たときには空いていたんだし。
 場所取りの面では本当に東京周辺と地方では難易度が異なる。東京の花火大会をそこそこ良い場所で見ようと思ったら半日前には、もっと良い場所で見ようと思ったら可能なら前夜とかにレジャーシート敷いて名前を書いておかなきゃだめだもんね。そんなことやったことも無いが。


あんまり綺麗に撮れた花火写真が無いんだけれども



 ラストでドォンドォンと沢山の花火が上がり始めたとき、パパは撤収の準備を始めようとした。
 「帰り、混むのは嫌じゃん」
 「何を言ってるのー、花火大会のクライマックスはこれからだよ。これを見ないで帰ったら花火大会を見に来た意味が無いよ」
 だいいちここは東京じゃない。帰りが混むったってたかが知れているはず。

 抵抗して最後まで鑑賞した。
 最後は単色の花火がこれでもかと空全体を覆い尽くして大迫力だった。





 終わったらさくさくと会場を離れる。
 余韻に浸っていると本当に混むので。
 別段歩くのに困るほどの人ごみでも無く、普通に土手を降りて先ほどの大通りに出た。
 タクシーはすぐに拾えて、ぞろぞろと歩いて帰る花火客をしり目にあっという間に川を離れた。

 後はキャンピングカーでとかちアドベンキャークラブの駐車場へ向かうだけ。
 帯広の街を離れる前にダイイチというちょっと大きめのスーパーマーケットを見つけて立ち寄った。
 もう遅い時刻だったので店内はがらがら近かったが、探していたカセットコンロを見つけることができた。
 あんなに帯広駅周辺で見つからなかったのにあっさりと、適切な価格で売っていた。

 カーナビを頼りに夜道を走る。
 帯広を離れると家もまばらになり灯火も少なくなる。
 途中で国道38号線を折れて北に曲がると、人工的に真っ直ぐな道が伸びていて、途中やはり映画のセットのように作られた感のある集落の中心地を抜ける。
 さらに進むと灯りもなくなってきた。
 昼間なら迷わないであろう道も、夜だと曲がり角の位置もよく判らない。
 MAPコードを教えてもらっていて本当に良かったと今さらながら思った。電話の応対をしてくれた人、ありがとう。

 とかちアドベンチャークラブは十勝川上流のダム湖、屈足(くったり)湖沿いにある。
 カーナビの示す通り県道を湖の方へ曲がってさらに左に曲がる。
 夜道の看板も灯りが消えていて危うく見逃すところだった。

 教えられたとおりバス専用ではない駐車場に車を停めた。
 こういう時はキャンピングカーで本当に良かったと思う。
 後は明日。
 明日明るくなればここがどんな雰囲気の場所なのかもわかるだろう。

4-1朝のお散歩、屈足湖までへ続く


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