◆◇レンタルキャンピングカーで北海道◇◆
北海道キャンプ旅行記
14.アンパルフェのソフトクリーム
駅の正面に伸びている大通りは西2条通り。
街路樹で車道と隔てられた広い歩道があり、道の両側には飲食店や衣料品店、雑貨屋などが並ぶ。そこを2ブロックほど歩くと、道を渡った右側に次の目的地アンパルフェImparfaitが見えた。
思ったより小さな店だ。
通りに面しているとはいえ、店は小さなカウンターがあるのみで、店員も客も2~3人入ればぎゅうぎゅうという感じ。
ガラスケースの中は洒落た瓶詰のプリンやフルーツを乗せたゼリーなどが並んでいる。女の子が自分へのご褒美か訪問のお土産に買っていきそうな雰囲気。
壁にはスイーツ巡りの宣伝が貼ってある。私たちはスイーツめぐり券をとかち観光情報センターで購入したが、ここのような現地の提携店舗でも購入できるからだ。
アンパルフェは十勝の音更町にある洋菓子メーカーで、さっきまでいたエスタ内の他、この店舗や道の駅などに直売店を持っている。
スイーツめぐり券の対象はクッキーまたはミニカップソフトクリーム。
乳製品の苦手なカナは持ち帰り用にクッキーを、私とレナはソフトクリームを選んで引き換えた。
ソフトクリームは流石にその場で食べるしかない。といってもアンパルフェ内は座席はおろか立って食べるスペースも無いような狭さだったので、店を出て店の前で食べた。ベンチぐらいあってもいいのに。
ソフトクリームは濃厚でもしつこさが無く程よい甘さ。
ただ、食べ終わるか終らないかのうちにパラパラと雨が降り始めた。慌てて街路樹の下に避難。見上げたモミジの先がちょっと色づいているのを見て、やっぱり北海道の秋は早いと妙なところに感心する。
雨はまたすぐに上がり、私たちは次の店を目指して歩き始めた。
次はまた同じ通りをそのまま北上。
1ブロック歩いたら左手に見えてくる藤丸百貨店の中に入っている餅団子工房まるだ。
途中一ヶ所、ビルとビルの間に引っ込んだスペースがあって、感じの良い入口に六花亭の看板が見えた。
今でこそ十勝-帯広はスイーツの町みたいな印象があるが、私が社会人になってすぐの頃は帯広と言えば六花亭一択であった。
北海道土産の定番は白い恋人だが、ちょっとおしゃれな感じにしたければ六花亭のチョコレートかマルセイバターサンド。個人的にはマルセイキャラメルに目が無い。
とにかく六花亭と言えばあの草花をモチーフにした包装紙。
この六花亭の本店は雑多な街角でそこだけ空気が違うような・・・。
六花亭本店を過ぎると、すぐに藤丸百貨店だ。
道の向かいなので横断歩道を渡った。
駅から離れているのが不思議な百貨店だが、8階建てで東京在住の自分にしてみると規模は小さいと思うがそれなりに各フロア充実している。
スイーツめぐり券に関しては目指す餅団子工房まるの他、パパラギキッズというジェラート・ソフトクリームショップや竹屋製菓という豆菓子屋が参加している。
相変わらず雨がぱらついたりやんだりしていたので小走りで百貨店の中に入った。
エスカレーターで食品売り場の地下へ。
餅団子工房まるは、パパラギキッズの奥に店を構えていた。