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レンタルキャンピングカーで北海道*北海道キャンプ旅行記
> 2-8浦幌十勝川の展望台と釧路に至る海岸線
◆◇レンタルキャンピングカーで北海道◇◆
北海道キャンプ旅行記
8.浦幌十勝川の展望台と釧路に至る海岸線
十勝川に沿った道をひたすら走って吉野というところで行く手が三本に分かれた。直進の道だけが国道じゃないが地図を見ると海までの最短距離に見える。
途中にある展望台の文字も気になる。
ナビは国道に行け行けと指示するがスルーして直進した。ちょっと道幅は狭そうだが、蛇行はしていないしそれなりに走りやすい。
平地なのに川の周囲が鬱蒼とした原生林で縁どられている。関東では見られない景色。
ケアンズ
あたりに似ている。
展望台はすぐに判った。右手に駐車スペースがあったのでパパに頼んで車を入れてもらった。
レナは寝ていたがとりあえず起きた。
アップダウンはほとんど無いように感じたが、それでもそこは少し高い位置から平原を見下ろしていた。
湿った平野を十勝川が分断し、重苦しい灰色の空の下、ゆるやかに流れていく。
もこもこした木々に縁どられた大河の周囲は区画されたただっ広い農地で、遠くにぽつりぽつりと建物が見えた。
浦幌十勝川の展望台
展望台の先はもうすぐに海だ。
ここからはほぼ海岸沿いに北東に進む。
右手が海。
左手は思ったほど平らではなく、さながら森林限界を超えた高所のように樹木はほとんど見当たらず、丈の低い草が一面に覆っている緑のゆるい斜面や削られた岩肌が続く。
先ほどの展望台からの景色に比べれば僅かに薄日が差して明るくなっているが、それでも青灰色の海はぼやけた水平線がそのまま空に溶けていて、どこからどこまでがそれなのかわからないくらい。
ただ水の色は北の海としてイメージしていたような暗い色ではない。
時折トンネルを潜りながら、引きたてのようなくっきりとした車線の新しい道で快適な走行。
海だよ海だよ、海岸線だよ。ちょっと空も明るくなってきた。
2-9釧路の946(クシロ)
へ続く
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