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平湯キャンプ場日記1-7
7.火の神、降臨
真っ暗な駐車場に何台かの車が連なって入ってきた。
ようやくyuko_nekoさんたち、もう一つのオフのメンバーが到着したのだ。
小雨の降る中、急いで積み上げられた櫓の前に移動する。
レクのリーダー晶さんが挨拶をして、トーチを配って回った。子供たちはめいめい2人又は3人一組になって、両手でしっかりとトーチを支え持った。
みんなで心を合わせて歌を歌いながら火の神を呼ぶ。
yuko_nekoさんは歌のお姉さん係りだ。
すると、頭に撒いたピンク色の羽毛をひらひらさせて、キティちゃんの絵のついたピンクのタオルケットを撒いた謎の火の神が厳かに現れ、手に持つひときわ大きなトーチから子供たちに火を配った。
晶さんがひとつひとつに、「友情のために」「勇気のために」「思いやりのために」と炎を授ける儀式の台詞をつけて回る。
みんなのトーチに火がついたところで、キャンプファイヤー用の櫓に点火。
ぼうっと大きな炎が上がった。
妙にポリネシアンな火の神が厳かにあらわれ、櫓に灯がともされた
キャンプファイヤーの始まりだ
だが雨はもう、かなりの勢いで降っている。
みんな傘を差したりフードを被ったりしてしのいでいる。
もうここまでか。
ここまで保てば十分か?
点火が終わり炎が上がったところで、ふと中止の最終決定は誰が出すのだろうと思った。
子供たちは期待でわくわくと待っていて、はい、今日はここまででーすなんて誰が言える?