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平湯キャンプ場日記1-1


1.超大型台風来襲

初日 2004年8月28日(土)


 長い長い夏休みも終盤に差し掛かっていた。
 今年は台風の当たり年で、次から次へと大型の台風が南の海から襲来する。
 今回なんて順番待ちだ。
 16号と17号が横一列に並んでよーいどん。
 17号が先手を切り、台湾を直撃。遅れた16号はさらに肥大化してお目々もぱっちり、3日たってもまだ南の海上に居座っている。
 本州を直撃するとしてもまだ先の話だ。
 いやいや、本当にそんなのが近くに来ていたらキャンプになんか出かけやしない。
 まだ遠くにいるから決行するのだが、それにしても雨は間違い無しか。風も吹くかな・・。ちょっと、ううん、かなり心配。

 ことの発端は5月の秩父キャンプ旅行だった。
 焼酎におぼれる友人を救おうと、だだ星人幹事のもと彼の焼酎を全て飲み干すことを決意して集まった面々が、再び集うことになった。
 とはいえ今回は、主役のはずの紺碧七さんは仕事で来られず、欠席裁判になる予定だ。
 今回はその代わりに子供たちが沢山参加する。一緒にキャンプ場に泊まるのは、ぽこさんちのマコちゃんだけだが、yuko_nekoさんのちび姫ちゃんをはじめ、何人かの親子連れが夜のキャンプファイヤーに参加してくれることになっている。
 レクを担当してくれる晶さんが、ゲームや催しをいろいろ考えてくれた。

 それだけに、カナもレナもとても楽しみにしていて、何日も前から「どうぞ台風が来ませんように」とお祈りしていた。
 祈りも虚しく大型台風16号は、じりじり北上してくる。
 そして、5時半に家を出て、6時半過ぎに中央道の相模湖横で事故渋滞を作っていた路上に転がるモーターボートを横目に見ながら富士五湖方面を走っているとき、ついに灰色の空からはぽつりぽつりと雨が降り始めた。


いかにも今にも降り出しそうな空模様。しかたない、何しろ大型台風接近中だからして 渋滞の原因は事故車から路上に転がり出たモーターボートだった




1-2.疑惑の白骨温泉?へ続く


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