子連れ旅行温泉日記

雪見露天風呂紀行【榛名湖日記8】7-2


2.榛名神社で初詣

 最初に向かうのは榛名神社。初詣だ。
 出る前に管理人の奥さんに伺ったところ、まだ榛名神社の渋滞は始まっていないそうだ。部屋の清掃をしに、麓から今朝登ってきたばかりの人に聞いてくださったのだ。
 榛名湖からの下りはともかく、登りはかなり渋滞するらしい。

 榛名町歴史民俗資料館の前に警備員が二人出て、車の整理をしている。指示に従って神社の方へ進むと、まだ一番近い駐車場に少し空きがあった。
 榛名神社は一昨年のゴールデンウィークに来た(榛名湖日記3四日目参照)。渓谷の奇岩に沿って続く参道と、日本離れした景観に驚かされた。
 今日は神社も雪景色。それはそれは絵になる佇まい。

 ゴールデンウィークにはほとんどひと気の無かった榛名神社だが、今日は初詣客が沢山行き来している。それでも例えば都内の有名神社などに参拝に行こうものなら、賽銭箱にも近づけないような混雑に合う。これだけ雰囲気のある神社で、不快になるほどの混雑が無いというのはとても嬉しい。
 いつものように少し歩き始めると、レナが抱っこ抱っこと騒ぎ始める。
 ほら、誰も抱っこなんてしてもらってないよ、レナよりちっちゃい子だって自分で歩いている。さあ、がんばろうね。


奇岩や清流に囲まれた榛名神社はとても趣がある


 緩やかな坂を上って、それから迫り出した岩の間に続く階段を上る。
 ここでデジカメの電池が切れてしまった。着替えの洋服もだが、6日分のつもりでいたので、最後の一日分、何かと足りないものが出る。

 榛名神社は火と土の神を祀る。電気や土木の守り神なのだ。ご神体は本殿の背後にそびえる人型の大岩なのだが、今はその本殿は修理中で使えない。拝殿は隣で受け付けているようだった。
 家族みんなで手を合わせる。
 良い年でありますように。家族みんなで幸せに暮らせますように。私たちも、世界のみんなも。
 神社系幼稚園に通っているカナとレナはお参りの礼儀作法が親よりきちんと身についている。

 行きにも通ったトンネル状のところに、ひっそりと塞の神が祀られていた。
 カナはこれはなあに?と聞く。
 赤ちゃんや子供を守ってくれる神様だよと言うと、彼女はちゃんと二礼二拍手をしてお参りしていた。


デジカメの電池切れで、本殿までは
撮影できなかった。

撮影できたとしても、工事中だったのだが。 




7-3.びくやへ続く


雪見露天風呂紀行 榛名湖日記8 目次 | 子連れ温泉ガイド地熱愛好会HOME